アルフィー(1966)
劇場公開日 1967年12月1日
解説
原作は舞台で大当りをとったビル・ノートンの喜劇で、彼自身が脚色、「女になる季節」のルイス・ギルバートが監督した。撮影はビル・カートリッジ、音楽はモダン・ジャズ界の大御所ソニー・ロリンズが担当。出演は「泥棒貴族」のマイケル・ケイン「いつか見た青い空」のシェリー・ウィンタース、ミリセント・マーティン、「長距離ランナーの孤独」のジュリア・フォスターほか。製作はルイス・ギルバート。テクニカラー、テクニスコープ。
1966年製作/イギリス
原題:Alfie
配給:パラマウント
ストーリー
アルフィー(M・ケイン)は、ロンドンのイースト・エンドの汚ないアパートに住んでいたが、身なりだけは素晴らしく、スキがなかった。それというのも彼は女性が好きで、女性の好みにしたがって身なりをかえたり、それにふさわしい態度をとる習慣が出来上っていたからだ。最初に征服したのはシディ(M・マーティン)であった。次がギルダ、彼女が結婚した時にはショックだった。そのショックがぬけきらない時、アルフィーは自分の肺が結核におかされていることを知った。療養生活はありがたくなかった。だが担当の女医は美しかったし、看護婦にもかわいこちゃんが大勢いたから楽しかった。退院したアルフィーはある日、となりのベッドにいたハリーを見舞った。そこには欲求不満顔の彼の妻リリーが来ていた。そしてアルフイーは早速モーションをかけるのだった。アルフィーは転々と職をかえた。その間、彼は金持の女ルビー(S・ウィンタース)や、アニーという娘を知ったが、楽観的な彼の予想とは逆に、ルビーはしばらくするとアルフィーより若いギタリストを見つけていたし、アニーはボーイフレンドに連れ去られてしまった。いったい俺の魅力はどうなったのだろう。こんなことは今までになかったことだ。と考えるアルフィーの目の前にシディが現われた。最初の女だ。そしてたちまちデートの約束が出来上った。
スタッフ・キャスト
受賞歴
第39回 アカデミー賞(1967年)
ノミネート
作品賞 | |
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男優賞 | マイケル・ケイン |
助演女優賞 | ビビアン・マーチャント |
脚色賞 | ビル・ノートン |
主題歌賞 |
第24回 ゴールデングローブ賞(1967年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(ドラマ) | マイケル・ケイン |
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最優秀助演女優賞 | ビビアン・マーチャント |
最優秀助演女優賞 | シェリー・ウィンタース |
最優秀監督賞 | ルイス・ギルバート |
最優秀脚本賞 | ビル・ノートン |
最優秀主題歌賞 |