愛をゆずった女

劇場公開日:

解説

ポーランドからオーストラリアにやってきた移民の女性と妻子ある男性との恋を描く恋愛映画。監督は本作が長編デビューとなるポーランド出身のソフィア・ターキヴィチ。製作はジョーン・ロング、脚本はターキヴィチと作家のトーマス・ケネアリー、撮影は「ドクター」のジョン・シール、音楽はウィリアム・モツィングが担当。

1984年製作/オーストラリア
原題:Silver City
配給:新日本映画社
劇場公開日:1992年6月27日

ストーリー

1962年、シドニーへ向かう夜行列車の中で、ニーナ(ゴシア・ドブロヴォルスカ)は、かつての恋人ジュリアン(アイヴァー・カンツ)と12年ぶりに再会した。昔の希望どおり教師になったニーナはジュリアンと別離後のことを語り合う。--第二次大戦の終結直後、オーストラリアにはヨーロッパの移民たちが多数到着していた。ポーランドから来た若きニーナもそのひとりだ。移民たちはシルヴァー・シティと呼ばれる入国者センターに送られた。ニーナは、そこでやはり同国人のジュリアンと出会い、互いに魅かれ合うが、彼にはアンナ(アンナ・ジェミソン)という妻があった。やがてジュリアンの家族はシドニーへ移住、ニーナは彼から遠く離れた町で病院の下働きをすることにしたが、ノイローゼとなって、シドニーでアンナと同じ洗濯工場に勤めるようになった。ジュリアンは妻を捨て、ニーナと暮らし始めた。だが、ジュリアンはアンナと完全に離れることはできず、アンナが妊娠したことをニーナに告げる。ニーナは別れる決心をした。--再び62年。駅に列車が着き、家族との再会を喜び合うジュリアンの姿を見て、ニーナは目を伏せるのだった。

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