ヒナゴン

劇場公開日:

解説

ネス湖のネッシーやヒマラヤの雪男、北米のビッグファットなど、世界中で様々な未確認生物の目撃証言や写真が出回り一大ブームとなっていた1970年代、日本で話題を集めたのが、広島県比婆郡西城町で起きた謎の生物ヒバゴン騒動。この実話をベースに『ビタミンF』で直木賞を受賞した作家・重松清が書き下ろしたのが『いとしのヒナゴン』(文藝春秋刊)。この原作を「ぷりてぃ・ウーマン」の渡邊孝好監督が映画化。主演は伊原剛志と井川遥。広島県出身の奥田民生が『すばらしい日々』を主題歌として提供した。

2005年製作/121分/日本
配給:ビデオプランニング
劇場公開日:2005年7月30日

ストーリー

累積赤字が重なり、隣町との合併問題に揺れる広島の田舎の小さな町、比奈町。その町役場に謎の怪物ヒナゴン目撃の大ニュースが飛び込んできた。今もヒナゴンの存在を信じる元ヤンの若き町長イッちゃん(伊原剛志)は大喜びで、高らかに”類人猿課”の復活を宣言した。実は比奈町には30年前にもヒナゴンの目撃騒動があり、役場は類人猿課を作ったり、一時的に日本中から注目を浴びて大ブームになったものの、最後にはマスコミに嘘つき村と叩かれ、大恥をかいたつらい歴史があった。合併するしないで、町を二分して大混乱中の兆民たちは「類人猿課?!」なんて、とんでもないと大反対! 東京からUターン、比奈町の類人猿課に就職することになったのが信子(井川遥)。30年前のヒナゴンの第一発見者・ホラ健(夏八木勲)の孫である彼女を、町長イッちゃんは大歓迎する。子供の頃、ホラ健の話を信じヒナゴン探検に出かけ、山の中でヒナゴンに出会ったのが、誰であろうイッちゃんだったのだ。でも、現代の比奈の子どもたちは、ヒナゴンという未知なる生物を想像することに悪戦苦闘。子どもたちにどう接すればいいのか悩んだ比奈の教師は、生徒たちをヒナゴンがいるという森の中へ連れて行くのだが…。一方、ヒナゴンはおる! 合併問題反対! とわが道を突き進む町長イッちゃんの立場は悪くなる一方、ついに町長選に突入することになった。そんな時、大騒ぎの町を一つにさせる、ある事件が起きる。それは「信じる」者だけに許される奇跡だった。

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