劇場版 ナニワ金融道 灰原勝負! 帰死回生のおとしまえ!!

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解説

『週刊モーニング』に1990年から1997年まで連載され、金融業者の実態を生々しく描き大ヒットした社会派マンガが劇場用映画化。主人公・灰原を演じるのは、テレビ『ウルトラマンコスモス』、映画「ウルトラマンコスモスVSウルトラマジャスティス」で主役を務めた杉浦太陽。

2005年製作/94分/日本
配給:アートポート

ストーリー

勤め先の社長が街金に手を出した事から会社が倒産し、失業者となってしまった灰原達之(杉浦太陽)。東京から大阪へと流れ着き、ふとしたことから出会った謎の男、篁悟(生瀬勝久)を通じ、再就職口のために口聞き屋のチュー(左とん平)を紹介される。関西人たちの軽快なお喋りに乗せられ、気が付けば灰原はいつのまにやら街金の帝国金融の見習いになっていた。帝国金融での灰原の業務は新規顧客の開拓、早い話が「金に困っている人に金を貸し、返せなくなったらどんな手を使っても容赦なく回収する」というものである。一日中、営業の電話をかけ続けるも、成果はなかなかそう簡単には現れない。それでも篁や、篁を通じて知り合った木之内みゆき(鈴木紗理奈)の励ましもあって、なんとか新規開拓に励む灰原だった。その頃、大阪の街は「ハッピーローンホールディングス」の噂で溢れかえっていた。 安い金利で客を誘き寄せてはいるものの、実際は何だかんだ様々なオプションが付いて、口車に乗せられているうちに法外な金利を取り立てるというのが「ハッピー」のやり口だが、三ケ月ごとに社名を変えるため、違法で踏み込まれた時には既に影も形もなくなっているという仕組みである。そこで灰原は、ハッピーの法外な金利で首の回らなくなった客を相手に、帝国で借り換え整理を勧めてみたらどうかという提案を切り出す。帝国金融社長、金畑金三(津川雅彦)の了承のもと、先輩社員の桑田澄男(杉本哲太)に助けられ、さっそく「ハッピー」の顧客リストを手に入れた灰原は、リストの中から大口債券者の古井藤四郎(石田太郎)を引き当て、1億円の貸し付けに成功する。古井は市長と議会側の反目から近々解散総選挙が行なわれる事を当て込み、市会議員への返り咲きのための選挙工作資金を必要としていたのだ。しかし篁の類い稀なる情報網によって、市長と議会の最大会派との手打ちによる解散総選挙の白紙をいち早く察知した灰原たちは、他の債権者たちから追い込みがかかる前に、古井に金を渡し夜逃げの手助けを行なう。深みにはまる金融の恐さ、一線を越えてしまった人間の悲哀をまざまざと見せつけられ、灰原は少しずつ成長してゆく。

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