劇場公開日 2004年2月14日

「変身願望と本当の変身、中年クライシスの希望の星」ゼブラーマン アサシンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5変身願望と本当の変身、中年クライシスの希望の星

2019年8月7日
PCから投稿

見る前はまがい物だと誤解していましたが、なかなかの本格派。
日本版マーズアタックとバツトマンを足してメンインブラックの味付けをした様なセンスの良い中年ヒーロー物語でした。
中だるみはありますが、見どころは満載です。
脇を固める名演技が光ります。
大杉漣や渡辺篤郎は彼らにしかできない素晴らしい演技と存在感でした。
名前をど忘れしたのですが、シングマザーの彼女がゼブラーナースとなりゼブラーマンを助けるのですが、服装が胸もあらわで目に焼きつきました、あまり本筋と関係ないけど。

宇宙人は人間の犯罪者とあまり違いが無く、変態、放火魔、強盗などで、ゼブラーマンを含めて、変装オタク同士の闘いに、初めは見えるのですが、最初我慢ガマンして、見てください。
その内に、徐々に徐々に、シリアスになります。

ヒーローものとしては、自分の関心と欲望からはじまりますので、スパイダーマンみたいにリアルな心の動きがあり、同じような名作のテイストは感じました。

アサシン