劇場公開日 1960年11月9日

「サユリスト向け」ガラスの中の少女(1960) kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0サユリスト向け

2019年5月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 湖に浮かぶ少女・吉永小百合・・・このまま死んでしまうのか・・・靄がかかった雰囲気はモノクロ映像だからこそ映えるんだろうな。と、回想シーンに入る。

 学校を辞めて町工場で働く陽一(浜田光夫)。一方、靖代は変人と言われる大学助教授の義父が教授昇進になった日から心に変化が。

 貧乏で酒飲みの父親という典型的な不幸なパターンの陽一が死にたいと思うのはわかるけど、靖代が死にたいと願った心境は納得いくものじゃない。脚本もグダグダであり、悩める青年像を描こうと思いつつ、意味不明のものとなってしまったようだ。吉永小百合の若さだけがピチピチで可愛いのが救い。

kossy