劇場公開日 1961年5月16日

わが恋の旅路のレビュー・感想・評価

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3.5☆☆☆★★★ ※ 鑑賞直後のメモから 話の内容がかなり強引なのは、...

2019年12月27日
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☆☆☆★★★

※ 鑑賞直後のメモから

話の内容がかなり強引なのは、会社からあてがわれたメロドラマ企画だからだろうか?
監督篠田正浩。共同脚本には寺山修司。

岩下志麻と川津祐介の『君の名は』(勿論アニメの方ではない)状態メロドラマ。
お互いに愛し合っているのに。彼女は、お金持ちの息子の渡辺文雄と一緒になってしまう。
岩下志麻の父親で、競輪狂いが三井弘次。
渡辺文雄の父親役ご山村聰で、この若い2人の結婚には否定的。
川津祐介の先輩で、新聞記者が佐藤慶。
岩下志麻の担当医師には穂積隆信。

頭の中の記憶を勝手に書き換えてしまう…とゆうシチュエーションには、どうしても《強引》の2文字が付き纏う(u_u)
それを有り得なくもない…と言い切れる様にする為に。如何にして〝説得力〟を持たせるか…ですが。
その意味では、作品自体をミステリー風味で始まるのは悪くない。
川津祐介の視点から観た一人称形式で進んで行く為に。映画の途中で、他人目線に変化した際の違和感を感じない訳ではないのですが。岩下志麻の可愛らしさ&数少ない幸せな想い出を大切に、懸命に生きる彼女の姿はついつい見入ってしまう。

単純な話でありながらも、篠田正浩の確かな演出力が光る作品でした。

2010年12月19日 ラピュタ阿佐ヶ谷

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