夜明けのうた

劇場公開日

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解説

「執炎」の山田信夫がシナリオを執筆「執炎」以来コンビの蔵原惟繕が監督したメロドラマ。撮影もコンビの間宮義雄。

1965年製作/97分/日本
原題:The Awakening
配給:日活

ストーリー

花やかなミュージカル公演の千秋楽の夜、打ちあげ祝いを終った主演の緑川典子は、真紅のサンダーバードを駆って、愛人で作曲家の野上が待つホテルへ向った。その夜、典子は自らすすんで野上の前に身体を委ねた。しかし野上はそんな典子の肌に触れようともせず、何かに追われるようにホテルを出ていった。妻を持つ、気弱な野上は、極度に二人の情事を世間に知られるのを恐れていたのだ。満たされぬ気持の典子は再び車に乗り、あてもなくハイウェイを突走った。そうして来た小田原のドライヴ・インで極度の疲労と睡魔に襲われた典子は、居合わせた青年・利夫に運転を頼んだ。利夫は眼病の少女・千加子を連れていた。これを知った典子は、千加子のために車を医大病院へつけさせ、千加子を知り合いの医師にたのむと、自分も病院のベッドで、眠りこけてしまった。翌朝、典子がアパートへ帰ってみると、つき人・房江と運転手・富夫が宝石や金を持ち出し駆け落ちしていた。そんなとこに、脚本家・真木とプロデューサー・神山が新作「夜明けのうた」の脚本を持って、出演交渉にやってきた。ところがこの内容が、典子と野上との情事に酷似していた。怒った典子は出演を断り、乗って出た自動車で事故を起し病院にかつぎこまれた。やがて傷もなおり、典子は孤独にうちひしがれて野上に電話をした。が野上の返事は相かわらず、あいまいでつかみどころがなかった。その夜ナイト・クラブで踊り明した典子は帰途、利夫と千加子に会った。千加子は利夫を愛しながら自分の眼の不自由さを思って、利夫の愛をかたくなに否んでいた。典子はそんな千加子を励ました。その夜二人は将来を誓いあった。典子はそんな二人の純粋な愛にめざめ野上と別れ、「夜明けのうた」の出演を決意した。真木は、そんな典子を暖かくむかえてやるのだった。

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