劇場公開日 1997年4月19日

「シンメトリーと赤い糸」名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5シンメトリーと赤い糸

2020年5月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 中盤までメインとなるのは東都環状線に5つの爆弾が仕掛けられたとの予告電話。工藤新一によって逮捕され恨みを持っている者の犯行のようだ。時速60キロを下回ると爆発してしまうという『スピード』で使われた設定。コナンのスケボーがソーラーパネル動力であるという説明もあり、逆転の発想という推理力でした。

 しかもクライマックスでは赤の線、青の線のどちらかを切らねばならないという、これまた典型的なパターン。音楽も「太陽にほえろ」に似ているので緊張感を煽ってくる・・・さすが大野克夫だ。

 名探偵コナンの記念すべき劇場版第1作。5月4日は何の日だっけ?と忘れっぽいコナン。「ホームズが滝壺に落とされた日」というホームズ好きをもうかがわせるし、テムズ川、米花(ベイカー)という設定も面白かった。

 今後ずっと続く新一と蘭のすれ違い物語の第一歩も、久しぶりに見ると新鮮で良かった。ちなみに、白鳥刑事が最初に登場したときには俺も怪しいと睨んでたよ・・・毛利のおっさん並みの推理能力!

kossy
かいりさんのコメント
2021年2月8日

毛利のおっちゃんはいざというとき、ちゃんと推理できる男ですからね✨人情に厚く、怒ることには怒る、泣くときは泣く、ここぞというときに強い、めちゃめちゃいいお父さん、、、。
米花町や杯戸町、堤無津川はナイスセンスですよね。サトーココノカドーも負けず劣らず。

かいり