反逆児(1960)

劇場公開日:

解説

「拳銃と驀走」のコンビ金田光夫の脚本を、小林悟が監督した青春もの。撮影も同じく「拳銃と驀走」の岩橋秀光が担当した。

1960年製作/76分/日本
原題:12 Ounces to Glory
配給:新東宝
劇場公開日:1960年8月26日

ストーリー

高野五郎は夜学に通いながら自動車修理工場で働いていた。恋人の葉山ユリ子は遊園地の切符売りで、二人は貧しいながらも将来幸福な家庭を持つことを約束していた。ある日、五郎は友達に学生証を貸し、それで盗品を質入れされたため強盗の嫌疑をうけた。ユリ子の証言で疑いは晴れたが、工場の仲間の財布が盗まれ、五郎が疑られた。無実の罪に怒った彼は工場を飛び出した。酒飲みの父謙作が工場の夜警に就職したが、母が若い男と駈け落ちし、五郎は不良の仲間に入った。一家は不幸のどん底だった。五郎の生活は以前にくらべがらりと変った。仲間の馬島、林田と銀行ギャングを働き、その金を父に渡した。しかし、父に叱責され、それ以来五郎は家に帰らなかった。ユリ子はなんとかして彼をまともな生活に戻らせようとした。が、五郎はきかず、彼女だけには手も触れようとしなかった。高級自動車の持主春夫と五郎は恐喝を働いた。が、馬島、林田が五郎を裏切り、ヤクザの黒崎一味に通報し、春夫は殺された。五郎は黒崎をたたきのめした。母はユリ子の計いで家に戻った。黒崎の親分寺島の入知恵で、黒崎はユリ子を誘い出し強姦した。一方、林田、馬島は謙作の工場に押入り、謙作を射殺した。ユリ子は五郎に会うのをさけた。ユリ子の事件を知った五郎は黒崎に決闘を挑み、彼を殺し自らも傷ついた。瀕死の重傷をおして家に帰った。亡き父の霊前で、ユリ子や母の手をとりながら、短い五郎の一生は終った。

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