劇場公開日 1998年1月24日

「赤と青」HANA-BI a0064さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5赤と青

2018年7月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

北野武はこんなにもロマンチストなのか、と驚いた。北野武のダンディズムを体現するような西刑事と、その妻(岸本加世子)のラブロマンスが物語の中心。ものすごく心惹かれながらも、現実にはこんなこと有り得ない、とどこか冷めた見方をしてしまうところもあった。故・大杉漣の哀愁漂う演技も良かった。全体的に薄青い画面と、そら、海の青、雪の白、暴力で流される血の赤と、非常に絵画的な色の組み合わせが印象的な作品。久石譲の音楽がマッチしていて良い。

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