はぐれ刑事純情派
劇場公開日:1989年11月18日
解説
人情味あふれる中年刑事・安浦吉之助の活躍を描く。同名TVシリーズの映画化で脚本は石原武龍が執筆、監督は吉川一義、撮影は西山誠とTVシリーズと同じスタッフがそれぞれ担当。
1989年製作/日本
配給:東映
劇場公開日:1989年11月18日
ストーリー
山手中央署のベテラン刑事・安浦吉之助は、妻に先立たれ、二人の娘の父親として、日夜奮闘していた。ある日、暴走族に絡まれていた長女のエリを助けた大沢という男と知り合う。大沢には奈緒子という妹がおり、妹を気遣うあまりチンピラ風な恋人・佐々木紀男と一騒動起こしてしまう。それから間も無く刑事課に紀男が殺されたという通報が入った。エリート警部補・水城の強引な捜査で大沢が容疑者として捕まるが、事件当夜、彼を見たという景子の証言で大沢は釈放された。安浦も捜査に行き詰まるが、鑑識の手掛かりによって、佐々木は女性との行為後に殺害されたことが判明した。その女は、奈緒子の友人・美希だった。美希の無実を強く主張する奈緒子は、紀男に裏切られた上、美希をも辱められ、殺人を犯したことを安浦に自白した。妹の逮捕を知った大沢は銃砲店から猟銃を強奪し、安浦の娘二人を人質にして「奈緒子を釈放しろ!」と安浦の家に立てこもった。警官に囲まれた中、単身で乗り込んだ安浦の説得により、大沢も何とか落ち着きを戻し、事件は解決したのだった。