劇場公開日 2022年5月14日

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パイナップル・ツアーズのレビュー・感想・評価

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3.5癒しの島なんて、、言わせない

2024年2月9日
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鑑賞方法:VOD

楽しい

ずっと鑑賞したかった作品ですが、なかなか縁がなかったところ、配信で見つけました。U-NEXTありがとう。先月約10年振りに沖縄に旅行したので、沖縄の神様がプレゼントしてくれたかな?

バブルの時の作品&監督の若さから、爆発力と妙なウキウキ感が伝わってきました。90年は米米クラブの「浪漫飛行」が大ヒットしたので、沖縄と言えば「浪漫飛行」。当時はこんなに多種多様な何ともいえないチャンプルー文化があったなんて知る術もない子供でした。

本作に沖縄の文化が色濃く残っているのも、琉球大学の学生が監督というのが強いと思います。いい意味でわけわからないです。そして、この発想と粗さが魅力な作品でした。本作を鑑賞すると、沖縄を勝手に「癒しの島」なんて言うのが、失礼というか憚られます(確かバブル期は癒しという言葉はほぼ使われてなかったような?)。

りんけんバンドも素晴らしかったですね。余談ですが、私は5年以内にコザに住むと決めています。

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ミカ

4.0紙幣爆撃

2022年10月2日
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因果

5.0不思議でめちゃくちゃだけど魅力的

2022年8月6日
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鑑賞方法:映画館

沖縄にある架空の島 具良間島。
癖のある住人が起こす、これまた癖のある出来事の数々を3つのエピソードで描く。

今作のゆったりとしていい加減な雰囲気に引き込まれた。
この島のエピソードをまた観たい。

1つ目 声の出なくなったオペラ歌手が原因を占ってもらうため里帰りする話し。
一番不思議で好きな話。
方言が強すぎて字幕がないと訳わからずどこか外国の話のように感じた。
不発弾の存在にあたふたする比嘉、不憫。
麗子おばさんの喋らなくてもわかる奥ゆかしさ。軽トラのドアの開け方が面白かった。

2つ目 なんとなく本国から居着いたヒデヨシを定住させようと目論む。
あれよこれよと住人の思うがままにことが進む展開がおかしくも面白い。
ヒデヨシの前で方言を使いながら踏み込んだ話をしていくから笑っちゃう。
いい加減にしてはいけないことがある。騙されたとしてもヒデヨシの覚悟の無さはちょっともどかしかった。

3つ目 不発弾に懸賞金1億がかけられ、荒削りなバンドを組むアキラと夏子は1億を狙う。
最後のエピソードにしてもっとも勢いよくてめちゃくちゃなフィナーレだった。

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いたかわ

4.0ドアのとれたサビサビの軽トラが、なぜかいいんだよなあ。

2022年6月19日
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鑑賞方法:映画館

20年近く前に何かで観たのだが(レンタル?深夜TV?)、その時の印象は「なにこれ最高やん!」であった。そこから沖縄にはまり『ホテル・ハイビスカス』で、さらに沼に。。
今回映画館でリバイバル上映されるということで「行かなきゃよかった同窓会」になる一抹の不安を抱えながら思い切って鑑賞。
結果は、、、「発見のオンパレード」。

・出演の女の子たち、こんなに可愛かったのか。「麗子おばさん」の娘の由美子を筆頭に、「春子とヒデヨシ」の新婦春子、「爆弾小僧」のやり手ディベロッパーのスギモト、それから脇役のやよい。。由美子とか当時印象になかったけど、めちゃ可愛いわ。

・これも全然覚えていなかったのだけれど「船長」と「(相棒の)タルーおじさん」が三話を通して出演していて、これがとてもいい味になっていた。 沖縄のゆったり&適当&やさしい感じを全編通して醸し出していた。 当時は印象になかったなあ。

・当時は三話のなかで「麗子おばさん」の「声のないリサイタル」の神秘的な雰囲気がとても素晴らしくて好きだったけれど、今回は「春子とヒデヨシ」が響いた。夜這いに関する船長とタルーのキワイ発言には少々びびった。それが犯罪でなく単なる風習でしかないのが沖縄か。。あと「あの声」はなかなか良かったなあ。(笑

・「爆弾小僧」も大変面白かった。
今気づいたけど、カマド婆が縁側からジャンプして「飛ばりいっさ。(飛べるさ。)」というシーンは、結末への伏線だったのな!! わからなかったわー(笑

強烈に覚えているところの印象は下がることはあっても、なかなか上がることはないが、逆に覚えていないところは新鮮な発見があって面白い、というだけのことかな。
ということで当時のような強烈なインパクトはなかったけど、新たな発見が多く、改めてよくできてるなあと感心するに至り、思い切って観てよかった!
昔の美化した思い出にも耐えられるほど、それだけいい映画だということでしょう。

※今回のパンフレットがこれまたとても良い。3人の監督の話、出演者紹介、そして何より脚本!沖縄弁と標準語訳の両方が並んで表示。これサイコーやん!!絶対買いですよ!

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momokichi

4.0(オール日本語字幕入り) 琉球大学出身3人の監督によるオムニバス、...

2015年7月5日
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鑑賞方法:映画館

(オール日本語字幕入り)

琉球大学出身3人の監督によるオムニバス、というか同じ登場人物を使った3つの時代のタイムライン上に3つのエピソードが展開する作品。上映した劇場の社長さんはこの作品の2つめを撮影、彼の商業映画のデビュー作となる。
日本映画と呼ばないでくれ!と公開当時は宣伝活動をしていたらしい。曰く「とんがっていたなあ」という大学卒業間もないころの若々しさにあふれていた。
撮影した3人の監督舞台挨拶そろい踏みで、撮影から20年以上もたつと、こんな青二才みたいな作品がこっ恥ずかしくてたまらんらしいと、ずっーーーと話していた(笑)

レンタルとかまだあるのかな。
洞口依子演じるリゾート開発ディベロッパーを迎えた第3話では、離島から本土(日本)への批判も込めたエピソードもある。今でもこの手の問題ってあるから、20年以上前の設定から全然変わっていないのね~と思う。

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土偶