難波金融伝 ミナミの帝王 劇場版PARTIV
劇場公開日:1994年9月10日
解説
″ミナミの帝王″とヤクザからも恐れられる、高利貸し・萬田銀次郎を描くおなじみのシリーズで、今回は九州を舞台に遺産相続をめぐる駆け引きを描く。オリジナル・ビデオも作られている「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社・刊)に連載中の人気漫画(天王寺大・作、郷力也・画)の映画化の劇場版第4作で、監督は第3作に続き西村昭五郎。脚本は伊藤秀裕と大竹康師、撮影は三好和宏が担当。
1994年製作/80分/日本
配給:ケイエスエス
劇場公開日:1994年9月10日
ストーリー
ミナミの街でブルセラバーを経営する水島光は、九州の水島ビル興業の一人息子で、現役女子大生がセーラー服姿で接客する大胆な営業で店は大成功。だが、不良刑事の立石への袖の下や、店舗の買い取り問題で急に大金が必要になり、銀次郎のもとを訪れる。光の継父である水島浩太郎は、実は水島家の財産の乗っ取りをもくろんでいた。浩太郎は光の実母の死をきっかけに光を禁治産者に仕立てあげ、一気に遺産を独占しようとする。その事情を知った銀次郎は、光とともに九州へと乗り込んでいった。萬田の入れ知恵で光は住民票を実家に戻し、義父が相続した水島家の不動産から債務を返済させるように差し押さえの札をつけさせる。さしもの浩太郎も萬田の二重三重の罠にはまり、権利書を奪うため差し押さえの札に手をつけたところを取り押さえられる。観念した浩太郎は財産を光に返却せざるを得なくなるのだった。