劇場公開日 1995年12月16日

「なんと浜崎あゆみだったとは・・・」渚のシンドバッド kossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0なんと浜崎あゆみだったとは・・・

2020年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 今では珍しくもなくなったBL作品。高校2年の伊藤と吉田がクラスメートからホモカップルと冷やかされるが、吉田は優等生の女子・清水と付き合ってるので、嫌がらせやいじめの対象にはなってない。そんな関係にレイプされた経験のある転校生・相原が近づいてくる。と、三角関係から四角関係(対角線あり)になってしまうストーリー。

 繊細な心を持つ男子たちに、奸原というチャラ男も絡みつつ、後半には活躍しなかったのが残念だった。吉田と清水の関係も映画を見に行く程度の付き合いだったし、すぐ壊れてしまいそうな雰囲気がリアルだった。そんな中に相原(浜崎)が彼らの心をかき乱すかのような小悪魔的な存在となり、吉田はどんどん惹かれていく展開。

 留守宅に不法侵入して我が物顔で振る舞う相原。勝手知ったる他人の寝室で、大人のおもちゃやコンドームを伊藤に見せつける行為も、彼を試していたのだろうけど、不思議少女ぶりを発揮する。それにしても、浜崎あゆみがこんなことを・・・

 純粋な高校生の心理ドラマとしても面白いし、相原や清水の突拍子もない行動には呆れても、そのユニークなキャラが興味深い。自分の高校時代を思い出しても・・・そんな子はいないわい!となること必至。

kossy