堂堂たる人生

劇場公開日:

解説

週刊明星連載の源氏鶏太の同名小説を「白い雲と少女」の池田一朗が脚色、「闇に流れる口笛」の牛原陽一が監督した裕次郎の復帰第二作。撮影は「高原児」の高村倉太郎。

1961年製作/96分/日本
配給:日活
劇場公開日:1961年10月22日

ストーリー

気どった調子で観光客に説明していたバスガイド嬢が、派手にひっくり返った。走ってきた玩具の自動車に足をとられたのである。カンカンになったのは、彼女の友達で、下町娘のいさみだ。犯人は老田玩具株式会社の中部周平と紺野小助。新玩具のテストをしていたのである。周平は競争相手の興和玩具の竹平支店長が何とかスカウトしたいと狙っているほどの腕ききだった。その夜、バー「サレム」で一杯やった周平は女給の弘子に誘われて寿司屋へ入った。そこはなんと昼間ケンカしたばかりのいさみの家だった。しかも彼女は老田玩具の社長に入社させてくれとネバッているところだった。が、老田玩具は倒産寸前で、社長はうんといわない。周平と小助は会社の危機を救うため、興和玩具の大阪本社へ行って二百万円の金を借りてくるよう命じられた。同じ汽車にいさみが乗っていた。金策がうまくいったら、雇って貰うつもりなのだ。彼女は大阪に着くとすばらしいアイデアを思いついた。周平の友人で科学研究所の高宮が発明した新しいXYZガスを使った革命的玩具の一手販売権で二百万円借りようというのだ。が、竹平社長は相手にしない。夜の町に出た周平は顔馴染のバーで、マダムのパトロン原大作と知り合い、二百万円借り入れに成功した。また竹平社長も二百五十万円を出してくれた。竹平社長はXYZガスの販売権を持つ老田玩具乗取り工作にかかったが、周平、小助、いさみの三人は孤軍奮闘、アメリカの玩具王と大口の契約を結んで老田玩具を立ち直らせた。

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