天使を誘惑

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解説

同棲について、結婚について、現代の愛のかたちを描く百恵・友和コンビの第十一作目。脚本は「ホワイトラブ」の藤田敏八と「もう頬づえはつかない」の小林竜雄の共同執筆、監督は「十八歳、海へ」の藤田敏八、撮影は「ホワイトラブ」の萩原憲治がそれぞれ担当。

1979年製作/109分/日本
配給:東宝

ストーリー

上杉浩平は親友松田の勤めるクレジット専門店の同僚佐野恵子と同棲している。浩平は以前、店の上司岩淵と恵子の間を疑ったために、故郷に帰ってしまった彼女を連れ戻しに行ったことがある。翻訳の下請けをしている浩平のかせぐ金だけでは暮せないので、店を辞めてしまった彼女は、今、フルーツパーラーのウエイトレスをしている。恵子は浩平のことだけを思い、決して自分を強く主張しない、そんな女だ。ある日、松田が結婚をするので、浩平に司会の役を頼みに来た。会場で岩淵と出会い、恵子にちょっかいをだしたことから、乱闘となり、式はメチャクチャになってしまった。見知らぬ男がふらりと二人のアパートにやって来た。実は浩平の父で、暫くの間、そこにいることになった。父によると、浩平は家出をしたままだが、べつにとがめたこともなく、それどころか、父自身もかなりだらしない生活をしているようだ。恵子は、そんな父に浩平の生き方に共通するものを感じるのと同時に、二人がお互いのことについて何も知らないことを思い知らされた。実際、浩平も恵子も自分の家のことや過去について語ることはなかった。ふと襲ってくる不安、もろく崩れてしまいそうになる感情はそんなことに起因しているのかもしれない。「子供なんて欲しくない」と口癖のように言う浩平は、松田が妊娠させたフミ子という女に付き添って堕胎に行った。そんなある日、妊娠した恵子は、浩平にそのことを告げず、ひとりで中絶する。愛するがゆえに傷ついていく二人。ボロボロにたって部屋を出た恵子を探し廻る浩平。浩平がやっと恵子を探しだしたとき、二人は遂に確かな愛のかたちを見つけた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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