D坂の殺人事件(1998)のレビュー・感想・評価

D坂の殺人事件(1998)

劇場公開日 1998年5月16日
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Comparison and contrast

祥子というタレントの主役で同名作品を既観済だが、この作品監督の実相寺昭雄の武勇伝を多種マスメディアから耳にし、興味を持った先での同監督特集にて観覧に至った。
実相寺監督と江戸川乱歩、それだけで魑魅魍魎とした不思議絵が期待できるのだが、その前に『いじめて、ください。アリエッタ』という作品が上映していて、正にSM嬢の話だった為、この比較対象にもってこいの上映の並びに狂喜乱舞した。方や、大正時代、方や、戦後高度成長期、この間の日本のドメスティックな変貌に驚きと同時に、隔世の感を禁じ得ない。
とにかく、ありとあらゆる演出、技法が特異であり、注目に値する。ウィキ出典だが、ATGも参加していたというのもそのシンパシーもさもありなんと大いに納得する。人間の業を表現させたらこれ程まで強烈にそしてデフォルメには感じられない程のリアリティを持って訴えかけるストーリー展開は、正にカルトそのものだといっても間違わない強靱なアピールだ。自分がまだ産声をあげていた時代に、こんなにも野心的で唯我独尊を貫いていた天才の落としダネを、今拝見できることが陳腐だが、大変嬉しく感じる。
惜しむらくは、アリエッタの75分バージョンが手軽に観れないこと。是非、手に入れたい作品である。

いぱねま
いぱねまさん / 2017年4月23日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  興奮 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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