劇場公開日 1965年6月26日

ちんころ海女っこのレビュー・感想・評価

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3.0☆☆☆★ ※ 鑑賞直後のメモから 前田陽一監督のバイタリティー溢れ...

2020年1月5日
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☆☆☆★

※ 鑑賞直後のメモから

前田陽一監督のバイタリティー溢れるドタバタコメディー。

舞台になるのは八丈島だが、一応映画の中では《為朝島》とゆう架空の島となっている。

日本のハワイとして観光客を呼び寄せようとする。当然の如くに利権が絡み、金儲けを企む島民達。
海女さんによる水中レビューショーを名物にしよう…とするが、当の海女さん達のプライドがそれを許さない。
その一方で、生娘海女の中村晃子に熱を上げる島の男どもが多数。
島自体が江戸幕府から島流しにあい、島には流民となった罪人の島だった過去から。島には様々な掟が存在し、彼女に関するルーツが詳しく描かれる。

かくして利権親父たちお抱えの、偽物ストリップ海女VS本物海女さん達による喧嘩にまで発展…と。何かとワイワイガヤガヤ猥雑に映画は進む。
ほんの少しばかり水中レビューショーもあるにはあるが。あのエスター・ウイリアムズ主演の、MGMミュージカルと比べてしまうとアレ…になりますが(苦笑)

中村晃子の父親役の左卜伝は、温泉を引き当てようと躍起になる役。
浜村純は切◯までする怪演を披露…と。後半は一気に展開が目まぐるしく変わる。

そうそう!ラスト前で中村晃子が、彼氏の前を通り過ぎる場面は。明らかに『第三の男』へのオマージュだと思う。

2010年7月11日 シネマヴェーラ渋谷

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