たぬき坊主

劇場公開日:

解説

「ミヨちゃんのためなら 全員集合!!」の渡辺祐介と、「吸血髑髏船」の下飯坂菊馬が脚本を共同執筆、渡辺祐介が監督した喜劇。撮影は「ミヨちゃんのためなら 全員集合!!」の荒野諒一が担当。

1970年製作/91分/日本
配給:松竹
劇場公開日:1970年4月8日

ストーリー

ここは通称「たぬき部落」。この村には浄明寺という寺があるが、住職がいなかった。そこで、村の有力者、農協組合長の牛岡伴作、医者の地比田伍助、巡査の北山大薄造は北海道から住職を呼ぶことになった。やってきた甲丸和尚という男はおよそ、住職らしくないいでたちで女房おるい、腹ちがいの娘サエ子、それに念々、自然という三人の子供を連れていた。村人たちは甲丸の住職らしからぬ言動、服装に腹を立て、いやがらせに出た。しかし、甲丸は得意の話術と心臓の強さで煙にまいてしまうのだった。そんなある日、甲丸は墓地で、田坂圭子を見た。圭子は念々、自然たちの学校の教師で、伴作の家に下宿していた。圭子には辰男という夫がいるが、村の者は本当にせず、甲丸もその美しさにゾッコン、ホレ込んでしまった。甲丸のナマグサぶりは見事だった。法要に行ってもお経はあげず、お布施だけを持ち帰ったり、念々に伴作家の屋根瓦をハガさせ、雨もりがするとさわいでは、圭子を浄明寺の離れに連れてきたりする無法ぶり。そんな甲丸にも、自然の死、サエ子と孫一の結婚、おるいの病気など、数多の事件が重なり、一人旅立つ事を思いついた。やがて、列車を待っている甲丸のもとに、病気で寝ているはずのおるいが来た。そんな彼女をみて、甲丸はより一層おるいに深い愛情をいだいた。二人はどちらともなく笑い出すのだった。やがて、列車はなつかしい汽笛を鳴らして、走り去って行った。

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