劇場公開日 1993年5月29日

「【伊丹十三監督、第7作。誰もが避けえぬ”死”をテーマに、現代邦画を牽引する山崎貴に臨死体験シーンを作らせた作品】」大病人 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5【伊丹十三監督、第7作。誰もが避けえぬ”死”をテーマに、現代邦画を牽引する山崎貴に臨死体験シーンを作らせた作品】

2019年11月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 ”死”と”性”という相反する(が、連関する)重いテーマをコミカル要素をふんだんに盛り込み、エンターテインメント作品として世に出した伊丹監督、後期の作品。

 伊丹監督の”性”といえば「お葬式」からの常連、高瀬春奈さんの肉感的な色気は欠かせない。
 大病人”武平”を演じた三國連太郎と”そんなことやったら、腹上死しちゃうよ”と思ってしまった場面など、ドキドキしながら観てしまったなあ(赤面)

 今作では、現代でも話題になっている”自宅で死を迎えるために”に必要な条件も表している。

 1.闘病生活を支える周囲の介護力
 2.病人が居住する場所の確保
 3.家に往診してくれる医者の存在・・・

 これ、2019年の現在でも3条件を満たすのは難しいでしょう・・。

 そして、若き山崎貴が描いた臨死体験シーン・・・。(当時はCISシステム ”Composite Image Systems"と呼ばれていた)

 年上の方に対して甚だ失礼な物言いかもしれないが ”あれから25年、邦画VFXの先駆者として、頑張ってきたのですね” というのが率直な感想である。(が、今や大御所ですよね。お許し願いたい)

<1993年5月30日 劇場にて鑑賞>

NOBU