大往生

劇場公開日

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解説

呆けの特効薬DEM30とそれを取り巻く老若男女の軽快なコメディ作品。監督・脚本は『劇団1980』の主宰者にしてこれが初監督作となる藤田傳。永六輔の『大往生』やその原本ともいうべき『無名人名語録』『普通人名語録』『一般人名語録』を下地にした。撮影は「愛する」の栃沢正夫があたっている。音楽は「平成狸合戦 ぽんぽこ」の上々颱風が担当している。出演は山本隆世。

1998年製作/106分/日本
配給:劇団1980

ストーリー

養老院「天神荘」には10人の老人たちが住んでいる。彼らのもっぱらの関心事は、呆けの特効薬DEM30である。この薬はアメリカで開発され、日本で2002年にならないと売り出されないという代物だ。だが、秋田でビルをいくつも持っている人が入手し、50万円を払って特別会員になった者に分けるという。年金や若いときの蓄えで暮らしているホームの住人には、高嶺の花。そんな中、中園老人は妻のリヨが重度の痴呆症のため、どうしても手に入れたいと、近くに住む義理の息子の徳二や孫の渉に相談する。渉は、200人以上の赤ん坊を取り上げた嘉子の孫娘・雛子と知り合う。そこでもDEM30がふたりの話題になった。数日後、渉は50万円を持って秋田へ。雛子の姉で看護婦の津久見から、現時点で日本でDEM30が手に入るのはおかしいと聞かされた雛子は、渉を止めに秋田へ急ぎ、間一髪で50万円は手元に残る。その様子を垣間見ていた中園と嘉子は、余命いくばくもないリヨのために渉と雛子に偽装結婚式を挙げるよう頼むのであった──。天神荘の住人達は、町を出たついでにいろいろなものを拾ってくる。半年前に拾った2万円が警察から戻ってきた。古いことなので誰が拾ったかわからない。10人で分けることになったのだが、ひとりあたり2000円。生涯をバイオの研究に費やし、スペインにまで行って学んだ勝俣がその金で競馬をしようと提案。競馬新聞を買ってきて、みんなで検討した結果、この二週間決まったように大穴になる第7レースの4-6を一点買いすることになった。締め切り前の配当が八千円、あたればなんと160万円。老人達は活気付くのであった。渉と雛子の結婚式の準備が進む天神荘の集会場にラジオからレース開始のファンファーレが鳴り響いた。

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スタッフ・キャスト

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