劇場公開日 1979年12月5日

「これぞSF青春時代劇なり!」戦国自衛隊 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5これぞSF青春時代劇なり!

2014年1月25日
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楽しい

興奮

半村良の中編小説を大胆に脚色し、映画ならではのアクション・シーンのてんこ盛りで魅せる角川映画作品。

自衛隊で使用されていた61式戦車のレプリカまで製造してしまうと言うチカラの入れようが凄い。
アクション監督にはJAC率いる千葉真一が起用され、黒澤明監督の『影武者』をも凌ぐ、迫力満点の合戦シーンがスクリーン上に再現されました。

まさに奇想天外!実戦経験はないものの殺傷能力の高い近代兵器で武装した自衛隊と、弓矢や刀で武装した殺戮集団とも言える鎧武者たちとの時空を超えた血戦バトルは男子ならずとも興奮もの!
だが、天下を取ることで歴史が大きく変わり、現代に帰ることが出来ると信じて疑わなかった隊員たちが、1人また1人と命を落として行く無惨な姿を見ていると、何だか無性にやるせなさを感じてしまう。
また登場シーンは少なかったけど、岡田奈々が可憐でした。
一服の清涼剤の意味合いがあったのかもしれない。

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みつまる。