青春の鐘

劇場公開日:

解説

「昭和元禄 TOKYO196X年」の倉本聰がシナリオを執筆し、「禁断の果実」の鍛冶昇が監督した青春もの。撮影は「BG・ある19才の日記 あげてよかった!」の萩原憲治。

1969年製作/82分/日本
配給:日活
劇場公開日:1969年1月11日

ストーリー

東大生の村瀬正吉は、小学生の家庭教師として名門依田家に招かれた。一家中がエリートの依田家では、春夫がガリ勉を強いられ意気消沈していた。正吉は、教育ママに反対し、春夫と一緒にマラソンをしたり、相撲をとったりの珍指導ぶりで一家を唖然とさせてしまった。春夫の姉久美子は明るく勇気づける野放図な正吉にいつしか心をひかれていった。そして、両親が決めた合田との縁談に悩むのだった。一方、依田の秘書をつとめ、頭はきれるが傲慢な態度むきだしの合田は、久美子の感情を素早く、キャッチし次第にあせりの色を見せはじめた。そして、クリスマスの夜、合田が久美子に箱根への一泊旅行を誘いかけ、二人の溝はますます深まった。そんな久美子をみて、母の宗子は、正吉に家庭教師に専念し、娘とは一線を画すよう要求した。その代り一流新聞社への就職を世話するとのことだった。正月が来た。正吉は、兄正一が郷土発展のために尽している長岡へ帰った。正一は、建築業のかたわら、若人の心の支えにたってほしいと“青春の鐘”を造っていた。兄のはげしい情熱にうたれた正吉は東京での就職を断念し、長岡に骨を埋める覚悟を決めた。折りしも、春夫と共にスキーに招かれていた久美子は、正吉の意見に大賛成。お目付役として同行した合田は、二人の様子をにがにがしく眺るのだった。やがて、久美子は楽しい思い出を残して帰っていった。だが、長岡での久美子の行動を合田から聞いた宗子は、強引に結納を交わしてしまった。そして、正吉は家庭教師をクビになってしまった。久美子は母の卑劣な態度に怒り、両親を説得し、婚約の解消をさせた。それから間もなく、長岡で“青春の鐘”の除幕式が行なわれた。そこには、正吉と久美子の姿があった。そして、二人の将来を祝福するかのように、鐘の音が鳴り渡っていた。

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映画レビュー

1.0ハルオは僕と同世代。舟木さんは団塊の世代

2024年1月9日
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マサシ
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