すべてが狂ってる

劇場公開日:

解説

一条明の「ハイティーン情婦」を、「俺の涙は甘くない」の星川清司が脚色し、「密航0ライン」の鈴木清順が監督した高校生もの。撮影は「爆破命令」の萩原泉。

1960年製作/71分/日本
原題:The Cliff
配給:日活
劇場公開日:1960年10月8日

ストーリー

今日も盛り場の暑さにうだる通りを、宮本信久をリーダーとする高校生不良グループがのし歩いていた。グループの一人杉田次郎は、昌代という母一人の家庭に育った少年である。グループにひろわれたみつるという少女に乱暴するみんなと別れて、彼は一人家に帰った。次郎にとっては家庭も冷たい場所だった。母の昌代は南原という男の世話をうけていた。そんな母が次郎には耐えられなかった。家をとびだした彼はアベックを襲って金をまきあげ、暴れた。彼等のグループの一人に敏美という次郎を愛している少女がいた。しかし彼女の愛にも次郎はこたえる気がしなかった。昌代から次郎の荒れた生活を聞いた南原は、自分たちが決して不純な関係で結ばれているのではないことを話すため、次郎をさがした。そして不良少女の一人悦子から次郎が逗子海岸に行くときき、そこに出かけた。が、その日逗子海岸にいたのは当の悦子だった。悦子は南原を誘惑した。その時、敏美から事情を聞いた次郎が母をつれて逗子にやってき、ベッドのそばで下着一つでいる悦子と南原の姿を見てしまった。南原のあとを追う母の姿に、次郎は絶望した。オープンカーを盗んだ次郎は敏美とともにスピードに狂った。途中南原が二人の姿をみてとめた。次郎は南原をスパナで殴り倒した。次郎と敏美がトラックと車を衝突させて死んだのはそれから間もなくしてだった。狂って次郎の姿をさがす母の昌代の姿をみて、誰かがつぶやいた。「現代では、人間の間に善意の通じる場所がない。すべてが狂っているんだ」と。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5若者の苦悩を描いた物語

2023年10月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

禰津良子は、かなりの美人で存在感あり。
吉永小百合(新人)は当時15歳。お金持ちの娘役として、ほんのちょっと出演。

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ひろ4

1.0青春時の葛藤?

2022年7月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
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skeptikal999

3.0"COLEMANHAWKINS"

2021年4月18日
iPhoneアプリから投稿

悲しい

興奮

生活の面倒を見てくれる男と母親の関係が許せない、少しマザコンで女性不振気味な青年が、自暴自棄に破滅する青春映画。

ロカビリー歌手として坂本九の歌唱シーンや新人の頃の吉永小百合がチョイ役で、全編に流れるJAZZと古き良き時代のトッポイ不良少年や少女、当時の古いアメ車も沢山出て来る娯楽が楽しめる。

関係を修復しようとする大人を一切受け入れない幼さが焦ったくも、鈴木清順が描くアウトサイダー達の物語に不良の美学も垣間見れる。

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万年 東一

1.0内容が...

2017年9月8日
iPhoneアプリから投稿

内容が難しく、楽しい映画ではなかった。
吉永小百合が新人として出演。

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さゆっこ
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