すけばん刑事 ダーティ・マリー

劇場公開日:

解説

ブルージーンにハジキにワッパといういでたちの女刑事の活躍を描いたアクション映画。脚本・監督は「女囚さそり 701号怨み節」の長谷部安春、撮影は「(秘)女子大生 SEXアルバイト」の森勝がそれぞれ担当。

1974年製作/80分/日本
配給:日活
劇場公開日:1974年4月20日

ストーリー

病院清掃係の坂井一夫は、他人の情事を盗み撮りし、それをネタに男から金をゆすり、女にはネガと交換という約束で彼女らを犯す、という行為に密かな悦びを感じていた。デザイナー川田千枝も、坂井の罠にかかった一人だった。千枝はネガと引き替えに彼に体を与えたが、坂井は約束を破りネガを返さなかった。そして、ネガを取り返そうと騒ぐ千枝を、犯罪の発覚を恐れた坂井は殺してしまった……。デザイナー殺しの捜査に、スケバン刑事と異名を取るマリーも加わった。そして数日が過ぎたが、何の進展もなく彼女を苛立たせた。マリーが苛立つ理由は他にもあった。家出娘がチンピラに犯されると判りながら見すごしてしまったことと、同僚の大沢刑事の愛を素直に受け入れられない自分にであった。その頃、坂井は病院の看護婦・由美と西岡医師の情事や、団地妻と会社の重役の浮気の写真を撮り、金と女体を欲しいままにしていた。坂井の写真の中に高崎夫婦のものもあった。高崎はユスリに来た坂井に、性行為は美しいものだ、二人の写真を皆に見てもらおう、と喜ぶのだった。当てが外れた坂井は、その写真を、風紀を乱すものだとして警察に投書してしまった。そのことから捜査は急激に進展し始めた。坂井は捜査の進んだ事を知り、マリーたちを逆に見張るようになった。マリーはデザイナー殺しの現場と、高崎夫妻の写真から、両方を見下せる共通の建物を発見した。それは学校の屋上だった。早速、学校に聴き込みに行ったマリーは、見張っていた坂井と出喰わした。逃げる坂井、追うマリー。機械室に坂井を追い込んだマリーは、彼に手錠をかけようとしたが、彼の反撃に痛めつけられ、昏倒してしまった。そこで坂井は、気を失ったマリーを犯し、二人の交わりの写真を撮った。坂井は警察を嘲るように、マリーと自分の写真を捜査本部に送ったり、マリーに捜査の進展状況を確認する電話をかけたりした。だが、それらの行為が、自らの首を締めていったのだった。

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