SIMPLE LIFE SYNDROME

劇場公開日:

解説

姉の自殺の原因を探る少女、自殺した下級生と心を通わせる少年、恋人の死から立ち直れないでいる女子高生という、死に取り憑かれた若者たちの苦悩からの脱出を描いた青春ドラマ。監督は本作が初監督作となる荒木スミシで、自らが執筆し関西で自主出版され話題を呼んだ小説を基に、脚色も担当している。主演は、オーディションで選ばれた新人の幡中裕樹、山崎京、神足啓子。ビデオプロジェクター上映。

2000年製作/140分/日本
配給:555Label
劇場公開日:2000年9月2日

ストーリー

震災から復興した神戸。自殺した姉・ミズキの恋人・フェミニンと出会ったイズミ。ある日、彼女は彼の部屋でピストルを見つけ、彼が姉を殺したことを知る。だが、イズミはそれを認めたくなかった。何故なら、彼女はフェミニンを愛し始めていたからだ。15歳のカオルは、自殺した後輩のスミカの幽霊に遭遇する。彼女からカオルの心であるという頭蓋骨を渡された彼は、それを通じてスミカの自殺の原因を教えられる。彼女は、大人になりたくなったのだ。恋人を殺され、空虚な日々を送っている女子高生のヒロミは、偶然学校を辞めた友人と再会する。彼女に心の繋がりとしてポケベルを貰うヒロミ。やがて、妹が彼女のことを心配してくれていることを知った彼女は、心の傷から立ち直ろうとする。そんな3人が、偶然立ち寄った浜辺で出会う。彼らは、明日に繋がる何かを探し、生きていくことを誓い合い別れるのであった。

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