劇場公開日 1966年10月15日

「山崎豊子と田宮二郎」白い巨塔(1966) HigeKoboさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0山崎豊子と田宮二郎

2021年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

知的

隔世の感のある医療現場。1966年の平均余命は68歳。さもありなん。
ドクターXも現代の技術の上で成り立ってるのが良く分かる。
怖いのは人間のドロドロ心理が変わってないこと。そしてコロナ騒ぎを見るような業界の利権が最後の決め手という情けなさ。そして大名行列は続く。
山崎豊子なのでそのドロドロが社会批判にうまく繋がる。今ならターゲットが狭くなるけど池井戸さんか。
個人的には曽我廼家明蝶の又一のイメージが強い。映画版(1966)もTVで見てたと思うが年代的に理解できてなかったんだろう。そのあとのTVドラマ(1978)の印象が強かった。唐沢版の時も同年代の中では明蝶の又一の大阪弁とえげつなさを口真似して盛り上がった。TVドラマ(1978)やらんかな。

HigeKobo