劇場公開日 1973年12月29日

「女囚・さそりは反体制の象徴だった」女囚さそり 701号怨み節 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0女囚・さそりは反体制の象徴だった

2015年1月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

女豹を思わせるような鋭い目つき。
そして、あくまでも氷のように冷たい表情。
もう日本のクールビューティと言えば、タランティーノも惚れた『女囚さそり』シリーズでの梶芽衣子にトドメを刺す。
本作ではクセの強いニヒリスト俳優コンビ(田村正和&細川俊之)を向こうに回し、一歩も引けをとらないどころか、涼しげな美しさに一層磨きをかけている。
法の番人でありながら、私怨を晴らす為に自腹で絞首台を作ってしまう細川の変人ぶりが、本作最大のツッコミどころだったかも。
梶が女の怨念たっぷりに歌い上げる主題歌「怨み節」にもゾクゾク来ました。

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みつまる。