社長忍法帖

劇場公開日:

解説

「ホラ吹き太閤記」の笠原良三がシナリオを執筆「万事お金」の松林宗恵が監督した社長シリーズ再開第一作目。撮影もコンビの鈴木斌。

1965年製作/95分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1965年1月3日

ストーリー

岩戸久太郎を社長とする岩戸建設は業界Aクラス突入を目指して信義誠実をモットーに躍進していた。中でも技術部長の石川は社長から絶大な信頼を得て、北海道の真駒団地建設を一任されていた。そんなとき、北海道出発所主任の毛馬内がニュースを持って東京に現れた。天下の万才生命が札幌にビルを建てるというのだ。しかし万才生命はライバル東西組のお得意先だ。折も折常務戸樫が担当していた城南大学体育館の工事が、東西組の悪質な裏切りで獲得困難となった。こうなっては、岩戸建設も後へは退けない。報復手段に万才生命は貰ったと社員一同大ハッスル。その一番手をうけたまわったのが宴会好きの総務部長間々田。万才生命の社長武田が有名な女好きとわかると、早速武田社長御寵愛の芸者鈴千代を使って飲めや歌えの大騒ぎ。ところがこの作戦も、かんじんの北海道の団地工事が遅れているのがバレておじゃん。急拠石川が北海道へたった。札幌に着いた石川は、道産子毛馬内から浮気の相手にバー“まりも”のホステス百合子を紹介された。ところがこのマダムというのが社長岩戸のおなじみで、毛馬内と石川はバーがよいが続いた。が、そんなとき武田社長が北海道の別宅を訪れた。これを知った社長岩戸と常務戸樫は今がチャンスと北海道に武田を追いかけた。しかし武田は風邪で寝込んで面会謝絶。しかたなく東京に帰った岩戸にこんどは、愛人鈴千代がお色気攻勢。女房登代子のホコ先きをかわそうと、北海道出張を理由に家を出た岩戸だが、登代子が急用で北海道へきてしまった。大あわての岩戸はまたまた北海道へ。ここで折よく武田に会い夫婦そろって誠意の売込み。団地工事も石川の大車輪の活躍で完成した。この熱意が武田に認められ、万才生命ビルの工事は岩戸建設手におちた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0毛ガニ

2020年6月28日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2020年6月28日

映画 #社長忍法帖 (1965年)鑑賞

建設会社が舞台なんだけど、ライバル会社が順番を飛ばして体育館建設を受注し、そのことに社長が怒るシーンがあって、その当時は談合が当たり前だったことを実感します
前作でシリーズ終了の予定がファンや映画館主の強い要望で制作されたらしい

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とし
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