新三等重役 亭主教育の巻

劇場公開日:

解説

おなじみ「新・三等重役」シリーズの第四作。脚色・井手俊郎監督・杉江敏男、撮影・鈴木斌と前作「新・三等重役 当るも八卦の巻」の顔ぶれ。

1960年製作/90分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1960年7月12日

ストーリー

世界電機は二つの話題でもちきっている。一つは外遊中の坂口社長が帰国、一緒に、会社随一の権力者・鶴子未亡人の長女で次期社長夫人となるべき理美子が帰ってきたこと。もう一つは独身の沢村専務が名秘書の箱田章子と結婚するということ。鶴子未亡人は章子を高く買っていて、世界電機の株を一万株も御祝いに進呈した。沢村専務は総務課長の八代をつれて独身送別会を開いたが、八代から女房教育を吹きこまれている現場に八代の妻・舞子と章子があらわれて逆に亭主教育法を教えこまれるという始末。沢村専務と章子の新婚旅行は東京と決ったが二人には厄介なおまけがついていた。というのは鶴子未亡人は次期の社長探し、つまり理美子の婿さがしに大童であった。ところが理美子には藤沢典雄という考古学者の卵の恋人があった。理美子は典雄と結婚できるよう何とか頑固な鶴子未亡人を説得してくれと章子に頼んだ。そこで章子は新婚旅行のついでにともかく東京の典雄と会うことに決めたのだった。出発の折りも折り、鶴子未亡人は、大阪実業の息子・青山雄吉を婿の候補者にと言い出した。が、とにかく沢村と章子は出発したが、新婚の第一夜、沢村は、絶対に浮気をしないと章子に誓わせられた。翌日、二人は典雄と会ったが、その立派さに満足した。妹の洋子も理美子の同窓で感じがいい。そしてよく話してみると鶴子未亡人の選んだ青山雄吉は洋子の恋人だということがわかった。さあ大変。ことは複雑だ。沢村夫妻は坂口社長と謀って、理美子と雄吉の見合いの席上に典雄と洋子も同席させ、互いの愛情をはっきり表明させようとした。はたして鶴子未亡人はカンカン「あんたたちは、この男と理美子を結婚させて、いつまでも社長と専務でいようと思ってるんでしよう」--。沢村専務と坂口社長は辞表を出した。しかし理美子が家出して、さすがの鶴子未亡人もカブトをぬいだ。典雄と理美子、雄吉と洋子の二組の婚約披露パーティが開かれた。沢村専務の社長就任もま近いことだろう。

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