ジャズ娘乾杯!

劇場公開日:

解説

宝塚映画の本格的音楽映画で、宝塚の高木史郎と、「結婚期」の井上梅次が共同で脚本を書き、井上梅次が監督に当る。撮影は、「あんみつ姫」の遠藤精一の担当。出演者は、ジャズの江利チエミ、雪村いづみ、フランキー堺、柳沢真一、ペギー・葉山、宝塚の寿美花代、朝丘雪路、浦島歌女、その他中山昭二、高英男、伴淳三郎、トニー谷、藤原釜足などである。

1955年製作/100分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1955年3月21日

ストーリー

曲芸師タニマンは、眼病のために都会の盛場の寄席を追われ旅興行に落ちて行った。タニマンの三人の娘は歌と踊りが好きでレヴュー女優志願だが、彼は許さなかった。三人姉妹は相談して、末娘美子が父について行くことにした。楽隊屋のフラさんと、緑ケ丘映画へ助監督の昭ちゃんを訪ねた二人は、エキストラの仕事をもらった。父を安心させる為に、二人は抜擢されニュースターになったと知らせたが、タニマンは、遂に曲芸中失敗してしまった。名医に見せるからといって、無理に父を呼び戻したが、現実を知らせるに忍びなかった。偶然かかった眼科医が、手術すれば全快すると保証したので、昭ちゃん達がやっと金を集め、手術をうけた。全快迄の二週間に、スターにならなければと、娘達は心配したが、タニマンは、それを感じて悟ってしまった。その時、映画製作部では企画に混乱を来たし、封切の穴埋めの作品を、社長以下幹部が試写をすることになった。昭ちゃん、フラさんグループが半端フィルムで撮影した「黄色いマフラー」も映写され、社長は気に入って製作が続けられることになった。一同は大喜びをし、三人姉妹とフラさんのデビューの記事が、新聞に載った。予定通りに、タニマンは二週間目に全快したが、娘達の美しい嘘にだまされていようと、偽盲目をよそおっていた。医者に娘達がスターになったことを聞き、盲目でいる必要もなくなったタニマンは、大喜びで娘達の撮影現場へ駈けつけた。

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