地獄に真紅な花が咲く

劇場公開日:

解説

「快人黄色い手袋」の川内康範の原作・脚本を、「男ならやってみろ」の佐伯清が監督したギャング映画。撮影は「べらんめえ芸者罷り通る」の藤井静。

1961年製作/87分/日本
配給:ニュー東映
劇場公開日:1961年5月3日

ストーリー

夜の新宿を赤谷一家の辰は拳銃の名手ハリケーンの鉄を探し歩くがやっと見つけたと思ったら、それは鉄と瓜二つの銀座のバーテン海音寺孝というトランプの名手。一方、鉄も孝を探す博徒の野原に間違えられてクサる。鉄は腕を買われ、ナイトクラブ・カメレオンの経営者神山の用心棒に迎えられ、孝も黄金の腕を神山に買われカメレオンで働くことになった。孝は女運転手のゆかりと恋仲で、孤児院あがりのところから孤児院設立が生涯の夢。赤いカーネーションを胸にさす鉄は瓜二つの孝が気に入らないが、彼自身の不幸な青春をふりかえり孝の夢に自分の夢を注ごうとした。ゆかりが交通事故で入院したが、そのころ鉄は、神山の女マチ子に惚れられ彼女のアパートに寄ったところ、怒った神山にアドルム入りウィスキーを飲まされそうになり孝に救われる。残忍な神山から二人は離れようとする。だがカメレオンの地下を国際的賭博場に広げようと企む神山は二人を必要とした。孝と共に孤児院設立に立ち上った鉄は、代りに賭博の売上げの二割を要求。そして約束を果たさぬ神山に怒った彼は札束を抱え神山のもとを飛び出した。この一件を知った博多のボス宮脇は自分のホテルで一儲けしようと神山と計り孝軟禁を企む。そのころ孝と鉄は孤児院光明保育園の地鎮祭を迎えていた。ゆかりも全快した。そこへカメレオンの女給で鉄に好意をもつリツ子が宮脇と神山の企みを告げてきた。一味の企みをくつがえそうと鉄は孝になりすまし博多へ連れ去られた。が、正体を見破られた鉄は宮脇の腕を射ち脱出した。ところが東京では建築中の保育園が神山の手で爆破された。鉄が東京に戻ると孝はカメレオンの地下に監禁されていた。マチ子もリツ子も捕まっていた。拳銃片手の鉄が神山の前に現われた。凄絶な拳銃戦がくりひろげられた。ゆかりの急報で警官隊がかけつけたが、鉄も銃弾を浴び真紅なカーネーションを胸につけたまま倒れていったのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5タイトルに惹かれて観たが。

2024年2月11日
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sukiyaki
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