サラリーマン 続・目白三平

劇場公開日:

解説

中年の国鉄職員とその一家を中心に庶民生活の哀歓を描く。製作スタッフは本誌一一九号所載の「サラリーマン 目白三平」と殆ど同じであるが、今回は、脚色を沢村勉、照明を森沢淑明となり、配役に若干の追加変更がある。前作と同じく中村武志の原作を「貝殻と花」の沢村勉が脚色し前作に同じく千葉泰樹が監督、西川庄衛が撮影を担当した。追加出演者のうちには「魚河岸の石松 マンボ石松踊」の堀雄二、「暴力街(1955)」の中原ひとみ、「忍術三四郎」の波島進、宇佐美諄などがいる。

1955年製作/96分/日本
劇場公開日:1955年9月27日

ストーリー

国鉄本庁厚生局の目白三平は、近郊の借家に細君の文子さん、青木、冬木の子供たちと住んでいる。ある夜、かねて婚約中の村上君と敏子さんが訪ねてきた。今秋、結婚することになっているが、新居の件で意見が衝突し、その尻を持ち込んできたのである。三平が久しぶりに信州へ老母の見舞いに出かけ、帰ってくると、PTAの文化部長に推薦された文子さんの姿は見えず、近所の娘たちが留守番をしていた。きょうは土用のうしの日である。うなぎの買えない三平は、うしの日には牛を食うのが本当だといって、子供たちに牛肉を買って帰った。その日同僚の中島君が新潟へ転勤すると聞いて、三平は中島君のアパートを村上君に世話してやった。村上君と敏子さんの結婚式の当日、三平は貸衣裳のモーニングを着込んで文子さんと列席した。その後、村上君の女房孝行ぶりを見るにつけ、文子さんは三平の無愛想が不満でならない。そして、PTAの仕事で文子さんの家をあける日が多くなった。ある雨の日、三平が留守をしていると、近所の娘智恵子がやってきて映画見物につれ出すが、それを知った文子さんは口惜しさのあまり家を飛び出し、村上君のアパートへ転がり込んだ。そこで文子さんは敏子さんから、勤人にとって家庭の温かさがいかに大切かということをきかされ、一方三平も細川夫人から、文子さんがいかにPTAに貢献しているかを聞かされた。覆水が盆に返ったことはいうまでもない。

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