劇場公開日 1970年1月15日

座頭市と用心棒のレビュー・感想・評価

全12件を表示

3.5二大スターの競演

2024年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

興奮

「用心棒」の設定に似ている人気者二人の対決。
今も同じだが、営業的にどちらかが死んでしまうと困るので、絶対に生き残る。
古くはゴジラとキングコング、新しくはエイリアンとプレデター、同じだ。
さて、今回、座頭市(勝新太郎)は癒されたくなり、昔お世話になった田舎に行くのだが、そこは二大勢力が争う、地獄と化していた。
美しい飲み屋の女将もいたが、得体の知れない用心棒(三船敏郎)が邪魔だ。
中盤がダレてしまうのがもったいない。

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いやよセブン

3.5ライバル対決

2023年4月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2023年4月15日
映画 #座頭市と用心棒 (1970年)

#勝新太郎 の代表作の #座頭市 に #三船敏郎 の代表作の #用心棒 を対決

仮面ライダーとウルトラマンが対決したような

古畑任三郎とHEROの久利生公平が対決するような

コナンとしんちゃんとドラえもんが対決するような

そんな感じなのかな?

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とし

3.0スターの火花

2022年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

1970年、もはやカラーテレビの時代。映画が斜陽になりつつある時代。でも、勝新と世界の三船はやっぱりスクリーンでしか見られない頃かな。もっと緩い共演だと思ったら予想以上の真剣勝負。二大スターの持ち味、剛の三船、柔の勝新。それだけで楽しめる。
導入部の町への登場シーンは、クロサワへのリスペクトか。大通り、通行人なし、怯え顔で窓を閉める住民。マカロニウェスタンでも使われたシーンは岡本喜八も。侵入者への恐れ、もはや定番かもしれない。
さすがに50年。名優が勢ぞろいで、ネームバリューはすごい。だけど、現役は寺田農ぐらいかなあ。二大スターの間の若尾文子良いねえ。

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Bluetom2020

1.0最後の決闘シーンは気の抜けた演出で一杯食わされた感

2022年2月9日
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鑑賞方法:VOD

「用心棒」、「椿三十郎」、「座頭市と用心棒」、「待ち伏せ」という「用心棒四部作」を半世紀ぶりにいっきに見直してみた。が公開当時に感じたと同様、この作品、二度と見たくないという感想であった。本作は座頭市シリーズ最大のヒットを記録したが、やはり「用心棒」の看板は観客を呼ぶには大きいものだった。対戦物は、ゴジラ、モスラ、エイリアン、プレデター等集客のための格好の企画であり、当時も、「座頭市と用心棒」という題名だけでときめいた思い出がある。しかし、この作品、看板倒れの凡作と言わざるを得ない。「椿三十郎」(1962年)の仲代達也並みに用心棒が斬られなければ座頭市シリーズのお約束が達成されない。この腑抜けたような決闘と結末では観客が納得しないのは当たり前で、脚本の段階から観客を騙しているとの誹りは免れえない。まさか、三船敏郎、「待ち伏せ」(1970年)が控えているから死ねなかったわけでもあるまい。この結末に至るまでのストーリー展開も平凡で115分は長すぎた。何よりも、用心棒がいつの間にか名前もあり士官してアル中の隠密になっているという設定がいただけないし、座頭市の汚らしい身なり風体も見るに堪えない。脚本・監督の岡本喜八のアイデアなのか、製作者勝新太郎のアイデアなのかは知らないが、第一作の「座頭市物語」(1962年)のような設定ではどうしてダメだったのだろうか。座頭市シリーズなのだから、マンネリを逆手にとって、天知茂の平手造酒を模しても何ら問題はないはずなのだ。観客が見たいのは、最後の決闘シーンなのであって、変にこねくり回したストーリー展開などは必要ないのだ。それなのに、最後の決闘シーンは気の抜けた演出で一杯食わされた感で腹立たたしい限りなのだ。名匠三隅研次が作った座頭市映画の世界観は19作目まではそれなりに維持されていたが、この20作目では勝プロ制作ということで力みすぎたのではあるまいか。救いは、若尾文子、嵐寛寿郎、寺田農らが見られることと伊福部昭の音楽を楽しめることくらいか。

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hjktkuj

3.5大物俳優豪華な顔合わせ

2021年12月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

勝新太郎と三船敏郎と言う大物俳優豪華な顔合わせで楽しめたね。座頭市をどめくらと呼び、化け物と呼ぶ。まあ二百両の市の腕を見込んでの事なのだろう。滝沢修、若尾文子もからんでそこそこ面白かったよ。

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重

4.0相乗効果か?相殺か?

2021年12月3日
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市と用心棒。結論から言うと、対決して欲しくなかったと言うのが本音。
究極の遣い手同士の対決は一瞬で終わってしまうが、やはり市は危機に陥ってはいけないし、用心棒に負けの可能性があってはいけない。市がやられるとしたら、(時代は後ですが)テレビシリーズの隠密=井川比佐志だけで良いのではないか、と勝手に思ってます。用心棒が実は公儀隠密というのもちょっといらなかったかな。
勝新と三船のカッコ良さは共に際立っているだけに、一つにまとめたり、両立させるのが困難と感じます。
勝新としてはシンプルに、あの用心棒と市を対決させたい、との活動屋の心意気が出たのでしょう。

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まーやん

4.0結果は勿論…

2021年6月21日
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鑑賞方法:DVD/BD、映画館

楽しい

単純

興奮

鳴門市で開かれた映画会の一本として上映しに行っていました。
「差別的な台詞もありますが当時のまま上映します。」と挨拶してから始めていました。

単独で主演作のあるキャラクター同士の対決なので勿論引き分け…痛み分けに終わりますが、外連味たっぷりの内容です。

三船にどめくら!と放送NGワードを連発させる監督に驚きでした。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

3.0本家の重み

2021年6月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

北野武の座頭市は見たけど、勝新の座頭市は見たことなかった。勝新といえば、中村玉緒、そしてパンツ。あまり役者としての姿が記憶にない。ごめんなさい。けっこう良かったです。やはり本家はすごい。

三船敏郎かっこいい。選択肢は二つ。斬るか斬らないか。若尾文子きれいだけど、あまりヒロインという感じがしない。これが耐える女だったり、弱い女だったりすると、もっと活きたような気がする。

出演者がやたら多くて、金の謎も大がかりにしたので、後半の流れは早かった。座頭市と用心棒が、ひとつの画面に収まっている、そこが見られればいいでしょ、的な映画だった。

BS日テレで鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ

5.0改めて思ったのだが、やはり三船は画になるなぁ。立ってるだけで、話し...

tさん
2020年11月11日
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改めて思ったのだが、やはり三船は画になるなぁ。立ってるだけで、話してるだけで、歩いてるだけで金が獲れる。

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t

4.0企画は大味ですが、構えは大作です 岡本喜八監督もそこを分かっての上、プロフェッショナルに娯楽作品を作り上げています

2020年10月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

座頭市シリーズ、8年目、第20作
こりゃあおもしろい!
マジでエイリアンvsプレデター

いや考えてみれば
大映の座頭市 vs 東宝の用心棒
これ怪獣映画ならどうでしょう
ガメラ対ゴジラなんです!

どっちが主人公だかわかりゃしないほど三船敏郎がフューチャーされています
用心棒そのものです
見方かえると座頭市がゲストみたいです

その他に、若尾文子、嵐寛寿郎、滝沢修、岸田森
、細川俊之、米倉斉加年、神山繁、寺田農、常田富士男
とまあ大変に豪華主演です

まあ若尾文子は使い方良くなかったです
彼女を活かす脚本なら凄いことになったとは思います

カメラは用心棒を撮った宮川一夫
その時は白黒、本作はカラーです
用心棒がカラー作品だったなら?という妄想に応えてくれる映像をとっています

音楽は伊福部昭
印象にのこる旋律はないものの劇伴としては映像に大変マッチしています

勝新太郎の座頭市は第一作みたいに坊主頭に青々と剃りまで入れて気合いはいってます

お話は座頭市第一作と用心棒をかき混ぜて、ちょいと調味料を振ったような感じ

企画は大味ですが、構えは大作です
岡本喜八監督もそこを分かっての上、プロフェッショナルに娯楽作品を作り上げています
うっすらと岡本喜八監督らしい喜劇の味つけをしているのがミソ
あんまり真面目に観ちゃあ駄目ですよ、旦那って聞こえてきそうな作品です

それでも終盤の九頭竜との闘いは見ものです
お気楽に肩肘張らずに見ましょう

ラストシーンは、何かに似てるとやっとこさ思いだしたら、これジョン・ヒューストン監督の「黄金」のオマージュでした
そのまんまやん!

映画の歴史には残らないし、意義なんてものもないけど、おもしろい映画は有るんです!
本作はそれを教えてくれます

黒澤明監督もこの時期は巨匠に祭り上げられすぎました
こんな娯楽作品を作って息抜きしても良かったのだと思います
その方が70年代にもっと活躍できたのではないでしょうか?

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あき240

4.0下の上

2015年2月9日
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興奮

知的

黒澤明の用心棒と椿三十郎は上の上。
これは下の上。
意外と面白かった・・・というのが素直な感想です。

この作品の存在はず~っと前から知っていました。
これ、レンタル屋さんにないんですよね。マイナーすぎて。
かと言って買うのもなぁ・・・喜八作品は駄作も多いし・・・ってんでなが~い間、気にはなっていたものの見れずじまいで。

それが最近になって行きつけのビデオ1さんがゲットしてくれただないですか!
即、レンタルしました。

これは、喜八の一流作品でではないです。
”斬る”
より下です。
でも、十分に楽しめる、ファンには宝物となり得る作品だと思います。”斬る” と以上に黒澤作品のおもっきり出来の悪いイミテーションだということを初めから知ってさえいれば・・・。

そして、この映画で光るのはやはり三船敏郎。
主役の勝新太郎を完全に食っています。

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タンバラライ

3.5『座頭市対用心棒』とか『キングコング対ゴジラ』とか、邦画でまたこういう豪華贅沢な映画を見たい!

2012年7月16日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

単純

興奮

シリーズ20作目。1970年の作品。

勝新=座頭市と三船敏郎=用心棒が激突!
厳密に言えば、本作での三船は黒澤作品で演じた用心棒=三十郎とは全くの別人なのだが、誰がどう見たって用心棒である。
二人の初対面シーン、挑発、やり取り、待ってました!の対決シーン!
座頭市は大映、用心棒は東宝なので、さながら“大映ガメラ対東宝ゴジラ”を見ているよう。

三船敏郎のゲスト出演が話題だが、その他も実は豪華。
監督/脚本はシリーズ初登板の岡本喜八。しっかりツボを抑えた作り。
撮影は宮川一夫、音楽は伊福部昭とシリーズ常連組。
三船以外の出演者も、若尾文子、岸田森、米倉斉加年、寺田農、神山繁、滝沢修、嵐寛寿郎…。
記念すべき20作目を飾るに相応しい“デラックス版”!

おおまかなストーリーは、敵対するやくざ一味にいる市と用心棒が出会って男惚れ。挑発し合いながらも暗黙の内に協力し合って、敵対するやくざ一味を共倒れさせる。
そして最後は市と用心棒の一騎打ちになるのだが、予想通り引き分け。
対決と言うより、“共演”か“似た者同士”かも…?

アクション、ユーモラスな人物描写、エゴ剥き出しの悪党どもや市たちのドラマ…。
岡本喜八だけあって娯楽性を詰め込み、話もそれなりに面白味はあるのだが、別に相手が用心棒でなくとも成り立つ話であり、ストーリー的には至っていつもの“THE座頭市”。
本当に“座頭市対用心棒”で支えられていた気がする。
一捻り二捻り、ユニークな味付けが欲しかったが、こういう贅沢な企画はなかなかあるもんじゃないので、理屈抜きに楽しむべき。
その為に企画された作品でもあるだろう。

邦画でこういう思い切った贅沢企画が無い。
“○○対○○、夢の対決!”のような豪華贅沢な企画がたまにあってもイイ気がする。

追記
最近、ハリウッドで『ゴジラvsコング』があったばかり。
やっぱりこういうのって、楽しいよね♪

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近大