サーキットの狼

劇場公開日:

解説

池沢さとし原作の「サーキットの狼」(少年ジャンプ連載中)をもとに、スピードとマシンの魅力にとりつかれた若者を描く。脚本は中西隆三と山口和彦の共同、監督は「空手バカ一代」の山口和彦、撮影は「ドカベン(1977 鈴木則文)」の出先哲也がそれぞれ担当。

1977年製作/87分/日本
配給:東映
劇場公開日:1977年8月6日

ストーリー

矢田部モータースで働く裕矢は、休日には、いつもレース場に出かけていた。ある日裕矢はひょんなことから、スタントレースに出場し、なんなく優勝してしまう。これが、きっかけとなり、あらゆるレースに出場するようになる。そして、着々と賞金を稼いだ。裕矢の姉ローザは、彼にレースをやめるよう説得する。が、すっかり車の魅力にとりつかれてしまった裕矢には姉の制止も耳に入らなかった。彼の父は、ロータスの技師であったが、数年前のレースで不りょの事故で死亡。裕矢は父親の達成できなかったことのすべてを引き継ごうと、稼いだ金をせっせと預金した。その金で、名車ロータス・ヨーロッパを手に入れ、暴走族グループに次々と挑戦し、勝利するごとに星のマークを愛車にきざみ込んでいった。その頃、裕矢の前にミキという謎の女が現われた。いつしか、彼は、レーサー仲間から「ロータスの狼」と呼ばれるようになり、おそれられるようになった。その裕矢の前にナチス軍の総統・早瀬左近が出現。裕矢と左近の栄光の星マークを賭けた首都高速でくりひろげられるスピード・レース。しかし決着がつかなかった。そして、もう一人強敵が現われた。パトカーで、フェアレディ二四〇Zに乗る沖田警官であった。彼は裕矢の母親の死の秘密を知っているたった一人であったが、がんとして口を割らなかった。数日後、遂に対決の時が来た。富士スピードウェイでは、風吹、早瀬、そして警官をやめ、このレースに出場した沖田も参加して、スピードに命を賭ける男たちの凄じいデッドヒートが展開されるのであった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0名だたる

2023年7月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

興奮

レーシングドライバーと名車が多数登場する豪華さだが、まるでパレードのようなレースシーンや、棒読み丸出しの大根役者のセリフなど、突っ込みどころ満載だが、日本にスーパーカーブーム起こした名作を実写化した功績は大きい。

最大の謎はレース中突然公道バトルになり、事故が起こった後、いきなり主人公の吹雪裕也が優勝って(笑)

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REpower

4.5時代を感じる作品

2022年6月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

幸せ

子供の頃、原作のマンガに嵌まりました
50年近く前の作品ですが、いまDVDや配信で見ても、表参道や外苑前のイチョウ並木などは
すぐ分かり、なかなか楽しめます。

映画化に際しての、無駄な背景設定や
原作との違い、ストーリーの無謀さは無視して
有名レーサー達の若かりし頃の勇姿を見て
昔を思い出しながら見る作品ですね。

コメントする 2件)
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ぷぅ
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