劇場公開日 1991年12月14日

「スピルバーグは外したかな・・・」ゴジラVSキングギドラ kossykossyさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0スピルバーグは外したかな・・・

2019年5月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

 ちょっとタイムワープしすぎな本作。チャック・ウィルソン未来人も頑張って時間旅行について説明していたけど、タイムパラドックス以外のことでも矛盾が多かった気がする。まぁ、未来人がやってきた動機からしておかしかったのですが、ゴジラザウルスを瞬間移動させるためなら、現在の地球人を連れていかなくても勝手に1944年に行けばいいのに・・・と、戦争映画もついでに撮りたかったんだろうと推測。

 日本が23世紀にどうなってるか?という点で二転三転あるものの、現代(1992年)の政府が簡単に過去をいじることに協力するのも納得いかない。戦争に負けたことは規模がでかすぎるから触らないでもいいけど、ビキニ島の核実験の歴史を変えることは可能じゃないだろうかとも考える。21世紀末には核がなくなってるんだから・・・

 ちょっとした悪玉として帝洋コンツェルンの新堂という男が登場するのですが、民間企業として東南アジアの方で原子力潜水艦を持っていたりと無茶な設定もあった。反核という共通した平和メッセージの中で唯一核使用をためらわない男。戦争で苦労したのはわかるけど、広島・長崎の史実を考えましょうよ、と言いたくなった(笑)

 全体的には『バック・トゥ・ザ・フューチャー』、M11が『ターミネーター2』の影響を受けすぎている。というのはSFファンにとっては嬉しいことだけど、キングギドラの誕生が可愛いドラッド3匹から放射能を受けてという設定にはうんざり。それでも未来からメカキングギドラがやってきたときには胸が熱くなった。

kossy