GOING WEST 西へ…

劇場公開日

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解説

東京から道後温泉へ、ひとりのおばあちゃんが若いカップルとスリリングな旅を展開するロードムービー。監督は「サドヒスト/沙奴秘巣人」(伊能竜名義)の向井寛。脚本は「官能未亡人/うごめく舌先」の小水ガイラと、川瀬晶子の共同。撮影を鈴木史郎が担当している。主演は「夏の庭 The Friends」の淡島千景で、「夫婦善哉」や駅前シリーズで名コンビと謳われた森繁久彌との共演も話題となった。

1997年製作/99分/日本
配給:東映

ストーリー

東京の下町で酒屋を営んでいる佐久間リュウは、ボヤ騒ぎを起こして息子の家に同居することになった。息子夫婦や孫はリュウに親切にしてくれるのだが、夫が他界してから自由気ままな独り暮らしをしてきた彼女にとっては、ここは居心地が悪くて仕方がない。ある日、リュウは茶飲み友達のキヌエの死と、同窓会の葉書をきっかけに、夫の愛車モーリス・ミニクーパーを駆って、道後温泉へひとり旅に出発した。途中、キヌエのアパートに出入りしていた詐欺まがいの保険会社の勧誘員・水上翔太が、リュウの車に同乗する。ところが、彼が倒産した会社から多額の現金を持ち逃げしてヤクザに追われていたことから、リュウにも危険が及んだ。それでも、リュウの機転で危機を切り抜けたふたりは、宮津で翔太の恋人・未来を乗せると、再び道後温泉へ向けて旅を続ける。しかし、しつこいヤクザの追跡にあって、リュウの愛車は崖から落とされてしまった。夫の形見を失い傷ついたリュウは、瀬戸内海をフェリーで渡り、ようやく道後温泉に到着すると、そこで駆け落ちまでした初恋の人・正吾に60年ぶりに再会する。しかし、彼はすでにボケてしまっていて、リュウが誰だかも分からない状態だった。その頃、未来は妊娠していることを翔太に告げる。翔太は気持ちを改め、未来の故郷で地道な生活をすることを決心するが、追ってきたヤクザに捕えられ、リュウの投宿する温泉宿に隠してきた金を返すハメになった。が、彼らが宿に帰った時には、正吾が全てを燃やしてしまった後だったのである。東京の家に戻ってきたリュウは、酒屋を寄り合いリサイクル店に改造して余生を送ることに決めた。そんな元気溌剌な彼女に、翔太から父親になったとの手紙が届く。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

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