劇場公開日 1959年9月20日

銀座旋風児のレビュー・感想・評価

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2.0マイトガイ登場!

2014年1月2日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

単純

小林旭の数ある代表作シリーズの一つ。1959年の作品で、本シリーズの第1作目。

“旋風児”と書いて“マイトガイ”と読み、それがそのまま小林旭のニックネームに。
言わば、小林旭の為の映画。

なので、主人公のキャラ設定は、世間一般の小林旭のイメージ通り。
女にモテモテ、腕っ節も強く、何処までもキザでクール。
“銀座旋風児”こと装飾デザイナー、二階堂卓也が、ダイヤを売りさばく謎の中国人の陰謀を暴く!

装飾デザイナーなのに名探偵ばりの名推理。アクションヒーローばりの大活躍。別に装飾デザイナーである必要性は…。
アクションもストーリーも特に盛り上がらず、ツッコミ所満載。変装は爆笑モノ! ヒロイン、浅丘ルリ子の男装も、ポカ〜ン…。

原作・脚本が川内康範なので、「月光仮面」のようなヒーロー活劇を日活ムードアクションに置き換えただけ。勧善懲悪な展開は時代劇そのもので、“銀座旋風児”またの名を“銀座退屈男”(≒「旗本退屈男」)とも言う!

日活アクションは案外嫌いじゃないが、これはちょっと退屈だった。
出来不出来、ストーリーなんてどうでもいい。
これは、マイトガイを見る為の映画なのだから!(笑)

マイトガイの情報屋に、後の共演作でライバル役が多くなる宍戸錠。
個性ナシの登場人物(&作品)の中で、唯一印象に残った。

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近大