劇場公開日 1999年1月30日

「ストツクホッルム症候群?」完全なる飼育 アサシンさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0ストツクホッルム症候群?

2019年5月28日
PCから投稿

何故か、嫌悪感が無い。
レイプしてない、愛してる。
関係無いけど、竹中直人は浮気はしない、愛して無いとしない。
感覚的にはそうだけど、現実にあれば、本当に恐ろしい事。
でも、救われるのは、犯人は彼女の尊厳は大切にして、心の交流に尽くした事。
もし、彼女の生い立ちが、恐ろしいものであれば、違う考え方も有るのかもしれない。
竹中直人に性的なゲスな感情を感じないために、何か、心の溝を埋めるような取り組みについて、展開すると期待したのかもしれない。
あるいは展開したのかもしれない。
ジョギングの途中で立ち止まるのは症候群から目覚めたのか、自分の事を振り返り、新たな決断をしたのか。
どのみち、誘拐が卑劣で残忍で有ることは明白なのだが。
これはメタファーだと考えて、救いを求めるしか無いのだろう。
何れにしても、愛を成就させるには、相手の気持ちを考えてという事が最優先。
当たり前のようで、なかなか出来ない事です。

アサシン