劇場公開日 1986年4月12日

「面白い」火宅の人 りーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5面白い

2015年9月17日
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昔のぶっ飛んだ思想を味わえる作品ではないでしょうか。「ぶっ飛んだ」というのは、より感情や煩悩に敏感だった時代を、現代の科学的で冷静な時代の私達が観ると滑稽であるということです。そうして僕らは一回り完成された人間のように勘違いし、結局は感情の非論理的な、非効率的なところに振り回されているのだと思います。正面から向かっていた時代。唐突な大声も感情の起点がしっかりと感じられました。現代のセンシティブ?な作品は血の美を求めているとしか感じない…サイコパスてもはや。
俳優陣は圧巻としか…松坂慶子さんは本当にお美しいが芝居はどの作品も近いですね。ただ役割を全うされているのでやはりすごい。

りー