栄光へのシュプール 猪谷千春物語

劇場公開日

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解説

冬季オリンピック、アルペン競技種目において日本人唯一のメダリストである猪谷千春の半生を描いた長編伝記アニメーション。監督は「Pipi とべないホタル」の奥脇雅晴。和田登による原作を今泉俊昭が脚色。撮影を諌川弘が担当している。

1997年製作/90分/日本
配給:スペース映像

ストーリー

昭和6年5月、スキーのために私財を投げ打って国後島に渡った冒険家で、写真家、随筆家でもある猪谷六合雄と、その妻・定子の間に男の子が誕生した。千春と名付けられたその子は、幼い頃からスキーの基本を父によってたたき込まれる。やがて、より良質の雪とゲレンデに最適な山を求めて赤城山中に移り住んだ猪谷一家を、突然の不幸が襲った。千春の弟・千夏が肺炎を患って、その短い生涯を閉じたのだ。悲しみを振り切るようにスキーにのめり込んでいく一家。そんな彼らに、昭和15年の冬季オリンピックが日本で開催されるニュースが届いた。小学生になり、たびたびスキー競技会に出場しては抜群の成績を残していた千春は、オリンピック出場を夢見るようになり、父の課した徹底した厳しい訓練が日夜続くことになる。ところが、戦争でオリンピック中止の決定が下された。日本スキー界はもとより、猪谷一家にも衝撃が走る。だが、千春の訓練は休むことがなかった。戦争が終わり、六合雄は日本スキー界を再建するために立ち上がるが、選手たちの国際的な場への参加は認められないままだった。そんな折、千春は自分とスキーの関係を見つめ直すために、単身上京する。しかし、スキーを忘れられない彼は、大会役員で第二の父と慕う田島を頼り、スキーを再開させた。以前にも増して厳しい訓練を積む千春。その甲斐あって、彼は日本代表に選ばれ、56年にイタリアはコルチナ・ダベッツォで開催された第7回冬季オリンピックの大回転種目に出場。最悪のコンディションの中、並みいる強豪を相手に見事銀メダルを獲得した。

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