いつか誰かが殺されるのレビュー・感想・評価
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良くも悪くも角川映画。
80年代だなあと思うけど、あまり印象に残らない。
まあ、赤川さんの作品も消費される為の小説をお書きにあっていたし、角川映画も消費される映画という感じで、後世の残る傑作なんてものは始めから狙っていなかったから。
(Wikiによると、原作と映画は相当違うらしいが)
冒頭の賭け。裏があるのだろうとは思っていたが、絡み、それだけ?
石橋氏がギャグパートを担っているけれど、もったいない過ぎる。シリアスもギャグもどっちもできる方だが、もっと出番を多くしてコメディ調をもっと炸裂してほしかった。
尾美氏ももったいない。片思いの切なさがコメディ調で表現できる方なのに。
永山家の子ども達も、そうそうたる役者をそろえておきながら、もったいない。この人たちだけで密室劇できるぞ。
斎藤氏は、いつ、歌い出すんだとハラハラしながら、見ていたが、やっぱりもったいない。いや、そこで娘に連絡したらまずいでしょ。
加藤さんももったいないが、最後を締めて下さるので、まあ、良しとしよう。
渡辺さんに至っては、薬師丸さんのコピー?言い方の節回しがそっくりなところがある。渡辺さんの方が声が低いから言い放っているだけみたいで、ファザコンのキャラクターと合っていなくて損している。
無駄なアクション。ベッドへのダイブは何がしたかったの?
トレンディっぽいシーンもあるが、必要だったのか?
原作未読。
大風呂敷を広げて、上澄みだけすくったか。
途中の、バイク追っかけ走りは、バイオニック・ジェミーでもパロッたか。
監督の意向より、制作サイド=角川氏の意向が通ったか。
おちょくるなら、もっと本気出しておちょくればよかったのに。その勇気はなかったか。
否、おちょくっているのではなく、真面目に作ったのだろう。
意識高い系の問題を提示しました系の臭いが振り向かれるが、
結局、底の浅さが露呈するだけ。
渡辺さんの演技以前に、映画としての質が…。
地上波初放送の時は途中で寝てしまい、 それ以来何度か観る機会はあっ...
地上波初放送の時は途中で寝てしまい、
それ以来何度か観る機会はあったものの、あまり観る気がしなかった本作。
監督が亡くなったので、改めて観てみようと最後まで観た。
サスペンスでありながら緊張感、リアリティをほとんど感じられない。
途中、出演者サイドの意向か、ライブを長々と2曲も聴かせられるのも
いただけない。
さらに主演女優の挿入歌が唐突に入り込む節操の無さ。
制作の時期を考慮しても、
・せりふ回しも陳腐
・テンポも悪く、
・ストーリー展開も古臭い。
これが日本映画監督協会の理事長までやった人の映画かと感慨深い。
思想的にも暴力的な素行(ウィキのエピソードから)も好きになれない。
監督のラベリングはこれで終了したい。
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