劇場公開日 1988年9月15日

「「異人たちとの夏」といえばタイトルは知ってたが見たことはなかった。 見てみて思ったのは異人たちといえば普通は外国人のことだが、この映画では違った。」異人たちとの夏 ドン・チャックさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0「異人たちとの夏」といえばタイトルは知ってたが見たことはなかった。 見てみて思ったのは異人たちといえば普通は外国人のことだが、この映画では違った。

2022年8月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

怖い

萌える

動画配信で映画「異人たちとの夏」を見た。

1988年製作/108分/日本
原題:The Disincarnates
配給:松竹

風間杜夫
秋吉久美子
片岡鶴太郎
永島敏行
名取裕子

大林宣彦監督といえばオレらの世代は「時をかける少女(1983)」を想像するのかな。

山田太一原作で想像するのは「ふぞろいの林檎たち」だと思う。

「異人たちとの夏」といえばタイトルは知ってたが見たことはなかった。

見てみて思ったのは異人たちといえば普通は外国人のことだが、この映画では違った。

風間杜夫は脚本家。

たまたま行った浅草で自分が子供のころ死んだはずの父(片岡鶴太郎)を見かけた。

父が声をかけてきた。
「うちに来るか?」

行ってみるとこれまた亡くなったはずの母(秋吉久美子)がいた。

とても居心地がよく愉快だった。
風間杜夫は何度も父母の家を訪ねる。

自宅マンションでは階下に住む女性(名取裕子)と仲良くなっていた。

しかし、父母や名取裕子と楽しいひと夏を過ごしているうちに、なぜだか風間杜夫は衰弱して行くのだった。

これはファンタジーではあるが見ていて居心地がよく優しい気持ちになれる、

だが怖い一面もあるそんな映画だ。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

ドン・チャック