劇場公開日 1988年9月15日

「すき焼きと幽霊。」異人たちとの夏 みつまる。さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5すき焼きと幽霊。

2018年3月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

泣ける

幸せ

好不調の波が激しい大林宣彦監督の作品のなかでも、これは佳作だと思うよ。
壮年期の主人公の、早くに死に別れた両親を演じている片岡鶴太郎と秋吉久美子の飾らない演技が、見る者を感傷的な気持ちにさせてくれる。
小道具の冷えた缶ビールの使い方も秀逸だ。生者と死者の違いをさりげなく表現していた。死者である父親の手は、缶ビールを冷たく感じないのである。
ただ終盤の展開が、急にグダグダになってしまったのが惜しいなあ。😖

コメントする
みつまる。