生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言のレビュー・感想・評価

原発事情って…多分変わってないんだなぁ
原田芳雄、凄みと存在感ありました。

主人公（倍賞美津子）は沖縄出身のストリッパー、知り合いの男（原田芳雄）は原発ジプシー、二人は福井で出会う。
売春婦を逃したが舞い戻ってきてピンチに。
ヤクザ、警察、原発など信じられないかもしれないが、ひょっとしたらと思わせられてしまう。
ハードなコメディで、出演者の演技も鬼気迫る。

あらすじと感想
1.舞台は、回想も含めると、①沖縄と、②福井県敦賀市(原発あり)がメイン
2.出演者の職業は、①ストリッパー、②不良＋チンピラ、③ヤクザ、④刑事、等
3.ストーリーの中身は、①強盗、②誘拐、③原発の廃液、④殺人事件、等
4.半分まで観て、話の筋がボンヤリ見えてきたが、
5.新しい人がドンドン出て来て、下の名前で呼ぶので、人間関係が判り辛い
6.及び、話が飛ぶので、全体像やオチが見え辛かった
7.最後まで観て感じた、この映画からのメッセージは、
　　①原発は悪
　　②警察とヤクザは繋がっている
　　③世の中には、娼婦等で苦労している人もいる
8.まとめると、見出しに書いたが、支離滅裂な映画、
　　詰め込み過ぎてるので、頭が疲れた

国が力を増強する時代には、個人がないがしろにされる。戦中、戦後の日本や、北朝鮮等に見られる方法論だが、本作ではこれに反論し、ちっぽけな幸せに全力を尽くす。現代では、趣味嗜好が細分化され幸せも様々だが、誰もがSNSで意見を発する事で幸せの質が露呈している。一人で味わうちっぽけな幸せは消え、誰もが優秀でいなければならない時代となった。