劇場公開日 1966年9月17日

「ストーリー展開が雑」愛と死の記録 りりまるさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5ストーリー展開が雑

2022年6月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

映画としてはいまいち。ストーリー展開が全体的に雑に感じました。

急速に惹かれ合い過ぎて、お互い顔に惹かれただけの薄っぺらい愛に感じてしまう。日にちがどういう風に過ぎているのか分からないので、二人に感情移入出来ませんでした。

バイクでの初デートも幸雄は酷すぎる。和江は「私が悪かった」と言ってましたが、全く何が起こって幸雄が起こったのかさっぱり分かりませんでした。

よかった点は、悲劇って起こった直後だけが辛いのではない。その何十年後になっても続いていくということ。また、それが連鎖していってるということ。

日常が送れるようになっても、悲劇が強く関わっている人と関わりが少ない人の差が出てくるのは、何に対しても同じだなと思いました。

和江に対するみんなの慰めも心がなくて、追い詰めてるなと感じました。私たちは寄り添い方や立ち直り方など、いろんな事を悲しい経験から学ばせてもらってるんだなと思いました。

祖父母世代の若い頃を観るのは新鮮でおもしろかったです。いつの時代も若い子は元気で楽しそう。

実話が元になってるとレビューで知りましたが、脚本が残念だなと思いました。でも、お医者さんの言葉は一部を除いてはよかったなと思います。どうしたら、幸せな選択かは神様しか分からない、と。こればっかりは何十年経っても一緒だなと思いました。

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りりまる