アフロサムライのレビュー・感想・評価

Spike TVで2007年にアメリカで先に公開されて、逆輸入みたいな感じで日本語字幕版が後から作られた作品。

キルビルが2003年だから、この作品あきらかに影響受けてそうな感じ。
父の仇討ちソウルカルチャー時代劇。

アフロサムライなんだ？と疑問持っちゃダメです。
単純にかっこいいアニメです。
まあ、戦闘シーンが多いですが、若干間延びする部分もあるけど
アニメーション的にはありかと。。。。
声、主人公、登場人物どれも好きです。
まあ一言で言えば、『渋い』につきます。

話は単純な復讐劇です。
次々と襲いかかる剣客たちとの死闘に次ぐ死闘。
話が単純なだけにアクションの連続で画面に見入ってしましました。そして過激な模写も素晴らしい！

特筆すべきは予告編にも出てくる”クマの頭の男”
彼が非常にクールです。
サイコパスな雰囲気全開ですが私は彼が一番気に入りました。
深夜アニメなど好きな方は是非。

サミュエル・L・ジャクソンが声優を担当したというこの映画。
なんかスゴイ。よくわからないけどスゴかった。

主人公がたまに話す日本語がスゴイ

「ハチマキヲクーダサーイ」
「イチバーン」
「カータジーケナーイ」

これがまた「キル・ビル」のユマが喋ってた日本語レベルで、笑うべきかあきれるべきか迷うところ。

でも時代劇らしからぬ音楽（主にヒップホップ）をバックに、見たこともないような殺陣が次々繰り広げられる展開は、見ていてめちゃめちゃテンションあがったんだよなぁ。原作も監督もアニメ制作も日本人だし、狙ってこういう映画にしたのかな。だとしたらしてやられた感じ。