劇場公開日 2007年10月27日

「英国スパイ映画らしい佳作。」アレックス・ライダー マロピさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0英国スパイ映画らしい佳作。

2008年8月15日

笑える

興奮

原作の小説は英国では大人気らしい。全く知らなかったけど。
で、本作はリズムが小気味良い佳作だ。
オープニングから魅せてくれるし、テンポが良いので間延びもしない。
見せ場をタン、タン、タンとステップを踏むが如く見せていく。
脇を固める役者もクセがある。
ストーリーや展開の単純さなどB級っぽさは否めないが、丁寧に作りこんだ姿勢が見えて好感が持てる。
B級なのにB級的制作を否定するような姿勢よりよっぽど潔い。

少年がスパイとしての資質や訓練を叔父さんが実は仕込んでいた!なんて泣かせるし、ボンド・カーのようなギミックに古き良きスパイグッズ。
会話も有名な某魔法学校の名前が出てくるなど、なかなかウィットに富んでおり、ジェームズ・ボンドの英国スパイ映画らしいノリを巧く作り出している。

序盤の格闘アクションにおいてはドニー・イェンが絶対振付けたと思われるロープ格闘(!)があり、アクション好きをニヤリとさせるシーンもある。

女性は超イケメンのアレックス・ライダー(まだ子供といえば子供だが)をぜひ、見て欲しい次第である。

マロピ