劇場公開日 2007年10月13日

「大きな企画・小さな予算」0093 女王陛下の草刈正雄 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0大きな企画・小さな予算

2019年10月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

丹羽プロデューサーのモットーは「大きな企画・小さな予算」。本作も低予算B級パロディ映画の見本のような作品。ギャラの大半を草刈さんに使ってしまったのだろうか、なんともチープな脇役陣、悪役の嶋田さんはスペクター気取りだがどう見ても暴力団のボスどまり、記者にいたっては学芸会、ついにはお天気キャスターの森田さんまで駆り出す始末。みんな臭い芝居しかしないから素人さんが混じってもさほど見劣りしないのは丹羽マジック。ギャグの殆どはテレビの悪ふざけレベル、唯一「マーズアタック」のパロディは救い、やはり手間をかけたところは言葉遊びの小ネタより断然光っていますよ。草刈さんが本家に劣らぬダンディぶり、よくも引き受けたと思います、ひょっとして御嬢さんのバックアップ?、親心を突かれたのでしょうか。

odeonza